カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

2019.4.30 『猫も老人も役立たずでけっこう』①

カメキチの目 という養老さんの本を読んだ。 あまりにおもしろかったので、いくつか感想を。 猫を飼っておられ(名を「まる」といいます。関係ないけどウチのとても親しい方のペット《犬》も同名)、その愛猫のように自分も「役立たず」、でも役立たずで結構…

2019.4.26 石ころ

カメキチの目 「石ころ」というテーマが目にとまったので、Eテレ『美の壺』という番組をみた。 海辺を旅したら、はるかな水平線や潮の干満だけでなく、海岸や砂浜の石ころにも目がいく。 気にいったのを探す。拾う。 (石ころだけじゃもったいないので、貝殻…

2019.4.23 未来の他者

カメキチの目 私は記憶力が弱い。 (でも、「覚えがございません」と言うほどの健忘症ではない) 本を読み、気にいったことを見つけたら覚えておこうと、若いころはその箇所は赤線を引っぱったけれど、いまは時間があるので書く(パソコンに打つ)、写す。 …

2019.4 .19 トカゲの貧しい世界

カメキチの目 (前回、『夢よりも深い覚醒へ』という本から「偽ソフィーの選択」という記事を書いたばかりですがそれを①とし、きょうは②です) 私は、東北大震災、3.11の直接の被害者ではないので、被害に遭った方々の言葉にならない辛さ、苦難を実感できな…

2019.4.16 「3.11以降の哲学」

カメキチの目 私も思春期の初めころは(初めだけ)麻疹に罹るみたいに、「自分」とは?「生きる」とは?といちおう悩んだ。 人生訓(マニュアル本)の本をいくらか読んだ。 しかし、ほとんど「素直」「誠実」…礼賛ばかり。学校の道徳の延長にすぎなかった。 …

2019.4.12 桜

カメキチの目 桜を写していたら、あらためて思った。 なんでもそうであるように、背景(まわり、環境)もいろいろで、しかもそれぞれにもれることなく光があたっている。そうして、(写真のばあいは)一枚いちまいがあるのだということを。 (人間も一人ひと…

2019.4.9 枯葉剤

カメキチの目 1月4日に「イエメン内戦」という記事を書いた。 こちらはいま現在、進行中の戦争による悲劇だが、ネタもとのNHK『これでわかった! 世界の今』というニュース番組で、 こんどはベトナム戦争(1969~1975)のときの、アメリカの枯葉剤散布で、浴…

2019.4.5 シャカサイン

カメキチの目 旅はもちろん、外に出ると写真をよく撮る。 旅の場合は思い出にもなるので、ときどき人間のこっちも被写体(ほとんどは景色)になる。 (故人や遠い地の親しい人をアルバムでみるとき、時間をさかのぼり場所を超えているような臨場感をもち、写…

2019.4.2  フラッシュフォワード

カメキチの目 Eテレ『原発事故 命を脅かす心の傷』をみた。 【番組HPより引用】原発事故から8年。住み慣れた「ふるさとの喪失」が人々の心と体に何をもたらしたのか。NHK取材班は、苛酷な避難生活が続く中で命を落とした被災者の遺族が作成した『死に至…

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