カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2024.4.12 ブルトシップ・ジョブ②

本は八つの項目に分かれていますが、大事なことが述べられているので

最終の第8講「ブルトシップ・ジョブとベーシックインカム」まで、本に沿って

みんな触れたいと思います。

 

今日は第0講

クソどうでもいい仕事(ブルトシップ・ジョブ)」の発見

 

     


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ある観察者が見た世界

(その100年前のある観察者たちの)要求と予言をあわせるなら

現代では)一日4時間、週3日働けばすむ。(であるのに、何でそうならないのか?)

仕事はそれだけで尊い人間は放っておくと…楽してたくさんのものをえようとするろくでもない

気質をもっている(という考え方が当たり前のごとく世の中にはある)

じぶんたちの仕事が穴を掘って埋めているだけだ、とか、だれも読まない書類を書いているだけだ

と、仕事に就いているかなりの人が気づいていて、しかも、それに苦しんでいる…

 

    


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読み始めたばかりから、頭をガーンと殴られたような気がした。

 

人々は現代社会で、100年前の社会と比べてどれだけ働かなくなっただろうか?

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もちろん科学技術の進歩のお蔭で(この半世紀は目をみはるほど)私たちの生活は

飛躍的に便利で快適、楽なものになった。

そうでなかった時代と比べると、ものすごい「幸せ」になった。

(けれどもそのお陰はなければないですんだだろう。

エアコンがなければ扇風機やうちわだけで暑さをしのぎ、スマホがなかったときはガラケーで満足)

 

しかし、人々はいまでも昔とだいたい変わらず、同じくらいよく働いている。

100年経っても働かなくていい、ボケーっとできる時間はどれだけ増えただろう?

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毎年11月23日は「勤労感謝の日

子どものころに学校で教えてもらった。勤労は尊いことであり、

それは人間と同じように貴賤もないと教えられた。

「貴賤」の方は、子どもだったから先生が言うのでそういうものかと思ったが

反面、子ども心にそうではなかろうと、うすうすは感じていた。

 

だが、「勤労(自体)尊い」という方はそうだと、いままで思っていた。

(土地を耕し、種を植え、実らせなければ、つまり働かなければ食っていけないから。

勤労は「尊い」というようなものではなく、そうしなければ生きていけないから。

 

その線で、流れで、仕事はみんな必要だと思っていた。

クソどうでもいい」仕事など思ったこともなかった)

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人間は放っておくと…楽してたくさんのものをえようとするろくでもない…

とは私も思わないので、必要なだけ働き、あとは個人が思い思いに好きなことして

暮らせたらいい。

 

それは夢のような話ではないことを、本を読んで強く感じた。

 

青字の引用のような「クソどうでもいい仕事(ブルトシップ・ジョブ)」をなくす。

答えはそれだけ。

 

 

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                          ちりとてちん

今日の一句

家々や 菜の花いろの 燈をともし  木下夕爾

 

 

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