カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2017.8.7 8月、そして戦争

                                                  カメキチの目

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 読者のおひとりにナオニートさんという若い男性がおられる。

→ ブログ名はナオニートの備忘録

 

 いつもは「備忘録」、つまり雑記帳がわりに書いておられるのかな。

 隠居ジジイの私などハナからついてゆけない記事もあり、飛ばすこともある(ゴメンなさい!)。飛ばさないでも、まじめに読んでいないときがある(またゴメンなさい)

でも、若いエネルギーをいただき感謝感謝です。

 

 ところがこれはたいへんおもしろかった。90歳という方の新聞投書記事を切り抜いて紹介され、ご自分の思いを書いておられた。

→ 「自民党(自滅党)について。」と題された最近の記事である。

 

 投書の方は90歳のご老人。周囲から、それまでしていたいろいろなことを一度にやめるとボケると心配され、それなら国会議員にでもなろうかと考えられたらしい。

90で志されるところがステキ!

                       

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思わず、「爪の垢でもください!」と思った。

 この方はおっしゃる。突っこまれたら「記憶にございません」、さらに突っこまれたら「探しましたが見当たりません」と答えればいいと。

 さらにさらに突っこまれれば、突っこまれる原因となった文書を「怪文書」と言い、それの信ぴょう性が濃くなり、もう逃げられないとなれば、「丁寧に説明します」と謙虚になり、時間かせぎに専念にすればいいと。

 要は時間切れに持ちこめばいいのである。

 時間がすべてを流してくれる。

すみません。90の方が投書されたときはまだゴタゴタは真っ最中だったのです。で、下の2行は私のオリジナル。

内閣改造」という禊(ミソギ)をすれば、国民は許してくれる。許してくれなくとも忘れる。

 こんなことしていても、ちゃんと国会議員にはなれる。

こんなことしていても、ちゃんと支持する人(選挙民)がいる、だから大丈夫! とおっしゃる。「森友」も「加計」も「日報」も忘れれば、なかったことと同じ。

 でも、当選するかもしれないが、議員になって何をしたいのか決めていないので、90歳のこの方、立候補はあきらめたらしい。

 

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8月は、きのうは広島の原爆忌、9日は長崎、15日は敗戦記念日と続く。「戦争」の月。

 おとといのTBSテレビ番組『報道特集』では、俳優の仲代達矢さん、落語家の桂歌丸さんが戦争ぜったい反対を言っておられた。

 

「現行憲法アメリカの押しつけ」「戦後72年。日本はいつまでも先の戦争にこだわっていてはダメ。もういいかげん忘れて前に進もう」

「それには、現行憲法は変えなくてはいけない」

狙いのいちばんは、いうまでもなく9条です。

憲法を変えると言う安倍首相。それは、彼の祖父、元首相岸信介の願いでもあった。

 

 うっすらと聞いていたことではあったが、私は報道特集』で初めてきちんと知った。

 戦後、日本のこれからのあり方の骨組みを決めるにあたって、幣原喜重郎首相とマッカーサーのあいだで、とくにアジアで酷いことを行った日本が世界の国々から信頼してもらえるようになるには、日本が「非武装」になる、つまり軍隊は持たないことで一致したこと、その提案は幣原の方からなされ、マッカーサーは驚いて受けいれたとのこと。

番組ではその歴史的経緯が視聴者にわかりやすいよう伝えられました。また、具体的な関係者による手紙(その方のお孫さんたち《ふたりの姉妹》がたいせつに保管されていた)が、その文面とともに披露され、深く納得させられました。

 

 長い長い被爆者を中心とした運動で、やっと国連で「核兵器禁止条約」が圧倒的多数の国々の賛成で成立したというのに、日本政府は、アメリカなど核兵器保有の大国とともに批准していない。

「核の抑止力」のためだそうだ。

「国際政治の現実」は「複雑」なんだそうだ。

条約を締結し、批准したからといって、これで「終わり」「安心」ということではありません。この方面でそこまで私は単純ではないです。

「現実」は「現実」によってしか動かない、変えられないのか。

「理想」や「理念」は「子どものままごと」か。

 

 ならば、北朝鮮ICBMアメリカ本土、日本への攻撃もありうるな。

 日本には、とくに沖縄にはアメリカ軍の基地がウジャウジャある。

(涙も出ないほど情けない。悲しい…)

 

 

                 ちりとてちん

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