カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2024.9.27 老年期的超越

もう過ぎたけど、9月15日は「老人の日」だった。 何年も前、保育園児だった孫から、本人の手形がスタンプされたカードに 「おばあちゃん、おじいちゃんげんきでね」と(拙いけど私よりずっとマシな)文字で 書かれたメッセージが届いたときは涙が出そうにな…

2024.9.24 神も仏もありませぬ

前のがおもしろかったのでまた、佐野洋子さんのものを読んだ。 『神も仏もありませぬ』 という。 (グーグル画像より) 「神も仏も…」とは世の中は思うようにはいかない、無情を嘆いて言う言葉だが、 あまりに世の真実を突いていて「そうだ、そうだ!」と言…

2024.9.17 富裕層向け高級ホテル

先日、地域のテレビニュースで大阪駅に隣接した大規模なエリアの再開発のことが 伝えられていた。 (車《人々》が行き交う道路のそばに、「駅」という言葉をつけた「道の駅」という、市場というか たくさんの店が集まった場所が全国各地にあり、多くの人が気…

2024.9.13 弱いつながり(後)

心に残った四つの話だけを紹介し、感想を書きます。 ①「〈グーグルが予測できない言葉で検索〉 (私たちは)環境に規定されています。「かけがえのない個人」などというものは存在しません。… ぼくたちが考えること、思いつくこと、欲望することは、たいてい…

2024.9.10 弱いつながり(前)

前回の記事に「図書館の教育的機能」ということを書いた。 「図書館」はタダで読みたい本を借りて読めるところくらいしか思っていなかった が、内田さんの本に「教育的機能」とあり、そういう見方に深くうなずいた。 本に新たな世界を発見し、驚いたり、新鮮…

2024.9.6 「愛する」ことと「傷つけないこと」 「思い上がりを叱る」という仕掛け

今日は残りの二つの話です。 「〈「愛する」ことと「傷つけないこと」〉 「どうやって子どもを愛そうか」を工夫するより、「どうやって子どもを傷つけないようにするか」を 工夫するほうが大切 … 私は子どもに対して「敬意を持つ」ことに決めた。 この子の中…

2024.9.3 人生は「問題解決のため」にあるわけではない

今日は一つ〈人生は「問題解決のため」にあるわけではない〉です。 ③ 〈人生は「問題解決のため」にあるわけではない〉 「解決できない問題を抱え込んでいても、人は生きていける。 生きていけるどころか、その問題を足場にして人間的成熟を遂げることができ…

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