カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2024-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2024.8.30「貧乏」と「貧乏くささ」

『だからあれほど言ったのに』 内田 樹・著 という本を読んだ。 (グーグル画像より) ものごとの肝心かなめを見極めようとされる内田樹さん。 著者の視点を強く感じ、考えさせることが多かった。 (本にはいろいろな話があったが、強く印象に残った五つだけ…

2024.8.27 おもしろかった、暑かった旅③

(続き 今回で終わりです) 翌日もカンカン照り。 これからの予定。 初めはJR「名松線」に乗ること。 「伊勢八知」駅でディーゼル車(一両)に乗り、二駅先の終点「伊勢奥津」駅で降り あまり時間がないので駅周辺でちょっと過ごし、再び(先ほど乗ったディ…

2024.8.23 おもしろかった、暑かった旅②

(初日の続き) 外はカンカン照り。 だけど、昼食に唐揚げ定食、カレーを食べたら、フロントに荷を預け外に出た。 (フラフラしても、まだ「夏ノ暑サニモ負ケヌ丈夫ナカラダ」を持っているとは信じ、 部屋に入れる3時までの2時間余、近くの散策《自然や街の…

2024.8.20 おもしろかった、暑かった旅①

7月10日は私の(障害者にはなったけど)生還記念日ということで、 だいたい毎年、その前後に旅をする。 (前に書いたように、私たちの旅はNHKの番組「小さな旅」のように素朴で華やかではないけど、 旅の途中で気になったこと見つけても「いま何をしている…

2024.8.16 『生きなおすのにもってこいの日』(後)

今日は残り二つの話です。 (ちょっとおどろおどろしい感じ) 「〈死体をバラす理由〉 現代人は精神的ストレスが過剰に大きい…石器時代の人々と…質は違うがどちらもストレスであり、… ストレスによって肉体、あるいは精神に起こる変化は共通している。 … 獣…

2024.8.13 『生きなおすのにもってこいの日』(中)

今日も二つの話です。 「〈同じ穴のムジナ〉 支援を目的にした支援は、ほんとうに被支援者を食い物にしていく。 そういう構造が出来てしまうのであって、誰が悪いということではない。 すべての人間が善意であっても構造が悪を生みだす。 … 就労を支援するこ…

2024.8.9 『生きなおすのにもってこいの日』(前)

お名前だけは聞いたことのある田口ランディさんの本を読んでみた。 『生きなおすのにもってこいの日』 という。 私は「生きなおす」にはあまりに歳をとり過ぎているので、自分のことを思うと 「死ぬのにもってこい」のほうがいい。 書かれていることは(死が…

2024.8.6 なにも願わない手を合わせる

『なにも願わない手を合わせる』 藤原新也・著 を読んだ。 藤原新也さんは人々が暮らし、生活する場所なら何でも題材にされる写真家。 何かを自分の心が感じれば、シャッターを押す。 本は、著者が家族(とくにお兄さん)の死を弔って四国八十八寺巡礼の旅を…

2024.8.2 南木佳士(後)

前回の最後で書いた「人権」思想。 「人間は全能だから、人間が人間を自己統治することもできるという考え方も 含まれています」ということ。 唸るだけではなく、後から何度もため息をついた。 ーーーーー 検査と治療の「アンバランス」を、「星のアレンジを…

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