カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2022.3.25 戦争が一刻もはやくやむように

ウクライナのこと。

戦争がどうして起きるのか?

起きたらどうなるのか?

ということが一目瞭然だ。

 

次の言葉に、一人ひとりが自分のこととして、政治を考えることのたいせつさを

痛感した。

 

【引用】

理解すべきは、このシステムは悪人が悪意をもって動かしているのではなく、

普通の人たちが動かしているということです。(ケン・ローチ

    

 英国の映画監督がここでいうのは、「不平等」を本質的に内在させ、拡大してゆく資本主義経済の

システムのこと。

経済格差とは別に、他者の差別や排除も同じく「普通の人」の秩序感覚に深く内在している。

その事実を見誤れば、不幸を遠ざけることはついにできない。

映画監督・是枝裕和との共著『家族と社会が壊れるとき』から。

朝日新聞「折々のことば」の鷲田清一さんのコラムより

注:太字はこちらでしました)

 

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ロシアはウクライナから一刻もはやく出て行って、戦争を終わらせるように

一般市民、庶民が戦争の犠牲となり被害を受けること、断じて許せない。

プーチンを支持する、彼にダマされているロシア国民以外の)世界中のほとんどの人が

戦争の終結を願っている。

(戦争が好きな連中がいるのなら、そういう人たちだけでやればよい。

ぜったい、他の誰にも迷惑にならぬよう、内輪だけの「戦争ゲーム」を室内で)

 

■私は戦争のシステム」の根源は、軍備、兵器の存在にあると信じている。

「抑止力」という冷静な言葉を使っているけれど、なんのことはない、「脅し」

「威嚇」暴力団のすることと少しも変わらない。

第三次世界大戦が起これば共倒れになるのが必至と予想されるので、「国際連合」を作った。

「大国」同士の「脅し」「威嚇」のバランスによって平和を保とうとする。

「国境」というバーチャルな「なわ縄張り」を設けケンカにならぬようにしている《子ども》。

国連という場は初めから「大国」エゴ組織だった。そういう意味の「子ども」ではなく、「小国」の

北朝鮮は、小さいがゆえに大きい国につぶされまいと、自国を守ろうとアメリカ、国連傘下のIAEAなんか

クソ食らえとばかりせっせとミサイル発射に忙しい。どこにそういうカネがあるのかといぶかるるくらい

核やミサイルにお金をそそぐ。

「耐えよ忍べよ!」の戦前の日本のような標語でも飛び交っているのだろう《そう言えば、この頃は

北朝鮮の人たちの姿をテレビでみることは久しくないが、前によくみたとき、メタボのような体の人は

一人としていなかった。そんなの金正恩だけなんだろうか》

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プーチンは、戦争の正当性の理由にウクライナネオナチ退治だとか、

ウクライナ国内のロシア寄りの人たちが人権弾圧を受けているからとか

ウクライナNATOに加盟することはアメリカ側につくことになり、それは脅威

とかを挙げ、多くの熱狂的な指示を受けていることを知ると、あらためて、私は

軍備」があるからこそ戦争が起きるということを確信する。

情報統制により国民は真実を知らされずダマされているとしても、軍備さえあれば戦争を起こせる

 

戦争で、どこでもいつも、絶対かならず犠牲になるのは数えきれないほど大勢の

一般国民、庶民だ。戦争を企図し、命令した権力ある者どもはごくごく…少数。

戦争は軍備がなければ成り立たない。兵器とそれを扱う兵士が存在してのこと。

兵士は「徴兵令」で有無を言わさず集めるか、カネで集める「傭兵」で調達、

兵器は戦争国家が必ず買ってくれる(だから高く売れる)ありがたい「商品」。

「抑止力」という威嚇がきいている限りは絶対売れるのだ。

(いま、あっちこっちでウクライナ支援募金が出回っているけれど、集まった尊い善意は何に使われる

のだろうか?《と、疑る私は気軽に募金できずにいる》)

戦争の影、裏、見えないところで得をする、儲ける者どもがを必ずいる。

 

戦争の「システム」や「仕組み」は見ようとしなければ見えてこない。

軍備の「システムは悪人が悪意をもって動かしているのではなく、

普通の人たちが動かしている」。

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再軍備を禁じた日本国憲法が「むなしい」と先日の記事に書いたが、

いまはむなしく感じられる世界の現状があるだけのこと。

(その後、気を取り戻した)

 

世界から戦争をなくすには、兵士と兵器をなくすこと。簡単なのだ!

 

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日本国憲法前文

…日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く

自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して

われらの安全と生存を保持しようと決意した。

第二章 戦争の放棄

〔戦争の放棄と戦力及び交戦権の否認〕

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、

国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、

国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。

国の交戦権は、これを認めない。

 

 

 

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                              ちりとてちん

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