カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2024.6.14 『AI倫理-人工知能は「責任」をとれるのか』①

これからの世界、未来のことは、もはや「AI」抜きには(「先進文明社会」では

考えられない。

 

科学・技術文明はただただ前に進むほかない。後戻りできない。

そういう在り方は、「人類の(非科学的な表現だけど)宿命」みたいなもの

 

科学・技術はあらゆる場面で「使い方次第」ということがいわれる。

それ自体は「中立」的存在で、使われ方で人を幸福にも不幸にもする。

AIもそう。

(先日、「生成AI」を悪用した全国初の犯罪があったことをニュースで知った

少し前には視覚障害者の助けになるAIアプリの開発というニュースを知ったばかりだったのに)

 

AIの原理自体はコンピューターの機能・働きだから、人間みたいな感覚・感情、

思い、価値観などは入らない。

そういう意味では、元になるデータさえ「正し」ければ、「ヒューマンエラー」は

原理的に起こらないことになる。

 


(本は、端緒についたばかりではあっても飛躍的に発展しているAIの現状、
問題点を倫理の面から

問うていきますが、私としてはAIそのものより、「情報化社会」という現代社会の姿が気になり、

今日はそのことで思うこといくつかを気ままに以下に書きます。

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日常的に気軽にスマホでネットを利用できる現実は、科学技術の進歩の恩恵を多くの庶民が

享受できるようになった

 

あくまでもバーチャル、「仮想」という世界であっても、人は小説というフィクションを楽しめ、

「幻想」という名の世界に生きることができる

でも、バーチャル、仮想世界の力があまりに強くなり過ぎて、しっかり丁寧にリアル、現実を意識、

見ないと、とんだ目に遭う恐れが《これまでのアナログ世界とは違い》格段に高まった。

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悪用その①→トランプはSNSツイッター》をうまく使いこなしてアメリカ大統領になった。

悪用その②→刑事ドラマ『特捜9』が先日終わった。最終回の話ではネットに真犯人が他人の顔、姿の

フェイク映像を発信して主人公たち刑事を混乱させる《おかげで、顔姿の画像を利用された人たちは

犯人と間違えられる。冤罪をうむ危惧がある》。

その事件はまだ解決せず、次のシリーズに続くらしい。

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人間の数は世界では80億人近いわけだが、これほど大勢おれば「賢くない」人間も出る。

賢くないどころか法を犯したとされる、犯罪者と思われるトランプのような人物が、

アメリカでは政治権力のトップ、大統領になったし、再びなろうとしている。

ツイッターがなければトランプは大統領になれなかったといわれている》

そのトランプは先日のニュースで、自分としては裁判を受け入れるが、自分を支持する大勢の人々

が受け入れるだろうかと、「居直り強盗」のような発言をしていた。

あらためてアメリカという国は、「人の道」という倫理や道徳よりも、「自由」という理念の方が

大きい《「自由」のために銃を所持》ことを感じた

 

AI倫理-人工知能は「責任」をとれるのか』  西垣 通 河島茂生 

(グーグル画像より)

 

 AIを主題にした本は読んだことはなかったので、とても多くのことを教えられた。

(要領よくまとめられる力はないので、刺激されたころだけ本の順番に従って紹介し、自分の感想を

次回から書いてゆきます

 

 

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                       ちりとてちん

じゃんけんで 負けて蛍に 生まれたの  池田澄子

 

 

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