カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2014.8.10 ある島で)

 

  ♭ おたずねくださり、ありがとうございます 

  

 (ブログパーツUL5人目の方)

  

 

  台風11号のスピードを見ていると自分に重なった。イライラする。

 今にも水があふれそうな川。裏山に積もった土砂。決まって同じような映像が流れる。テレビをみていて、あなたは何年の何号台風か区別がつきますか?

 イライラは何も台風のスピードだけではない。災害が予測されるというのに行政は後手ごてと無策をくり返している。

 まるで、災害後の復旧事業を予定したかのようだ。土木業者の仕事を確保・くり返しつくり出してやっているかのようだ。

 古代エジプトメソポタミア…の時代から人類はあまり治水の技術を進化させていないのだろうか。

 プンプン! 

 

 腹を立てていたら思った。限られた人生。

 いやではあるが、台風だって、あと(残されたとこ)何回あうだろうか。

 

 台風にあうのは避けたいけれど、寿命が予測を裏切り早まっても、それはめでたいもの。そのときは「天命」としてきちんと受けいれよう。

 あと10回の紅葉。あと10回の雪見(降ってくれれば)。あと10回の桜か。長いようで短かい。数字で具体的に言い表すと、そんなに多くないことがわかる。

  

 この前、機会があって瀬戸内海のO島に行った。10代の輝いていた時代、3年をこの近くの島で過ごしたが、ここら辺りはありがたいことに台風被害は少ないところだった。

 この小島は、戦後もしばらくしてわかったことだが、旧日本陸軍がひそかに毒ガスを製造していたところだ。おそろしいことに、地図帳からも消されたことがあるという。

 歩いてわずか1時間で一周できる。狭い島に、時の施設があちこちに散らばり、のこっていた。

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 その一つ。毒ガス製造所に電気を供給するための発電所の前に立った。

 周囲はうっそうと夏草や樹木が茂り、そこにだけ巨大な人工物。

 まだ午前中だったが、明るく強烈な日差しが。

 陰陽のコントラストに頭はクラクラ…。

 そうでなくともヨロヨロの私。転倒しそうになった。

 

                               ちりとてちん

                               

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