カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2015.12.12 久しぶりの日帰り湯)

 

 

                                                  カメキチの目

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 日帰り湯に行った。

 

 そこはれっきとした天然温泉で、地下1000メートル余からくみ上げている(こういう表示は疑ってはいけません。楽しさが減ります)。

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 ヨクを言えば、湯ぶねのそこかしこからボコッ、ぼこっ。湧き出していてほしいが、…。

 前に「雲仙・島原」のことを書いたけれど、雲仙温泉、それはそれ(ちなみに「雲仙」の語源は「温泉」)。

 

 ずっと前、ほかの日帰りでも「地下〇〇〇メートル・温度〇度・毎分〇〇リットル湧出、高性能ポンプでくみ上げています」との立札を見たが、そのたびに「ヘェ~!」

 こんども湯をしみじみとすくってみた。顔にかけてみた。これが、ずっと昔の水が地熱であたためられていると想うと、また「ヘェ~」

 こんな近くにも、地球の息吹・エネルギーがあった。

 

 そうそう。そこらの石ころだって、人類の出現よりずっと昔のものかもしれない。

 

「ここの日帰りはエエなぁー、静かで広くて。のんびりできるのがエエ…」

「わしなんか、毎週木曜日にはきて、もう10年になる」

 頭のてっぺんにタオルを乗せたおふたりさんの声が聞こえてきた。

 そばの私は心で返した。「そうですね」

 

                  ちりとてちん

 

110 クリスマスツリー

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