カメキチの目
「無 可 無 不 可(かもなく ふかもなし)」
よく聞く(だからといって、パスしないでくださいね)。
しかし、この言葉。意味深長なのだ。
ふつうは深く突っ込んで考えることはない(私もそうでした)。
単純に、良いところもないが別に悪くもない。平凡、フツーがでいい。というイメージ。
ところが、違う。
「可」とは、「可能性」の「可」だったのだ。
だから、あなたは可能性がないけれど、それ(可能性)がないこともないんだよ。
ようするに、可能性がある(慢心)とか、ない(あきらめ)とか、自身を決めつけてはならない、ということ。
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自分の半生(半分以上いきています)をふり返った。
若いとき。未来は輝いていた(ように思えた)。可能性を信じていた。だから力もないのに(担任がオマエの学力では無理と言われた学校を)受験したり、社会革命を夢みたり、カネもないのに所帯をもった。それはバカさ(いや、若さ)ゆえの無謀というものだったのか…。
老人(と呼ばれるよう)になり、自分がナンボの者か、だいたいわかった気がする。ムチャはしなくなった。
余生は穏やかに過ごす。
しかし、「かなり生きている」感覚はもちたい。
111 星
右の赤と緑に輝いている見えるのは、ソフト編集の単なる飾り(遊び)です。