カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2020.10・31 「情報発信」「ウィキペディア」

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『知の進化論‐百科全書・グーグル・人工知能』  野口悠紀雄 

という新書を読んだ。

                           

                           (グーグル画像より)

「知識」は昔ごく一部の限られた人々に独占され、権力支配の道具・手段として

使われてきた。けれど、知識(科学技術)が本来的にもつ普遍的な性格は、

それがゆえに徐々に一般の人々に解放され、歴史を切りひらく原動力ともなった。

 

本は「知識」について、教科書の歴史のような話と、現代の「知の泉」ともいえる

インターネット、ビッグデータ活用による人工知能の人間・社会に及ぼす問題

などが、とても読みやすく、わかりやすく書かれてあった。

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とくに印象に残ったことだけ書きます。

きょうはネットをやっている人の多くが世話になっている「情報発信」と

「ウィキペデア」のことを。

(なお次回は「グーグル」と「人工知能」)

 

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■ 「情報発信」

 インターネットにより、ふつうの個人が社会に向け

きわめて簡単に自分の作品、思いや考えなどを伝える

ことができるようになったという事実の重さ。

 本も述べるように、まさしく人類の歴史における歴史的な

出来事。

ブログも「情報発信」の実例。

自分が○○さんとブログを通して知りあった縁、偶然は宝クジで特等に当たった

ようなもの。

いろいろな人のさまざまな人生のナマの息吹を感じる。

 

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■ 「ウィキペディア

 検索により、何でもわめて簡単に調べられ、ほぼ

無料で知識が得られる。

① パソコン検索欄に、調べようとする物事の名前(キーワード)を打ちこむ。

 

それはいいけれど、知りたい物事の名前を知らない(思いだせない)ときがある。

けれどそのうち、イメージする、心で想うだけで名前がわかり(思いだせ)、

それだけでなく、そのキーワードを自動的に打ちこんでくれ検索できるようになる

だろうか

(そうなれば便利だが、心のうちが見透かされる。ヘンなことは想われない。

困る)

 

②画面には表示された多くの「答え」が並ぶが、上の方に「ウィキペディア

によるものが出ている。 

(「ウィキペディア」の世界中からの信頼がいかにあついかを感じる)

 

ところで、

ウィキペディアのコンセプトは、みんなの知恵集め

(「集合知」)よりいいもの正確なものに変えようという

姿勢・態度のようだ。

 

 人類はウィキペディア見習うとよいのに

広島・長崎への原爆投下からこれほど経って、ホンジュラスが50か国目として

署名し、やっと核拡散条約が来年1月に発行される運びになりました。

保有の大国(小国であっても北朝鮮も「抑止論」という大国と同じ理屈で

保有国になった)及び日本(「アメリカの核傘下にある」という理屈で)も

署名していません。

 

 

  

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                           ちりとてちん

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