カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2015.6.16 怒ってるゾ!)

 

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   おたずねくださり、ありがとうございます 

  

   

 

 

  

 非常に腹が立っている。

 なんということだ!

 現内閣は、「積極的平和主義」という、よくわからない言葉を造り、われわれを煙に巻いている。

 まるで隠密。悪どい忍者だ。

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 ■煙は晴らせばならない■

 われわれは一(イチ)国民・少国民

 だが隠密、いや大臣・政治家がなんぼのものだ?

 トップに逆らったら(現在の制度では任命権は首相の専権事項)、いいポストがもらえない、いいポストをはずされる、と怯えているのだろうか? 

 いま大問題になっている、戦闘地域への自衛隊派遣が簡単にできる、「集団的自衛権」なるものを可能にする安保法案が内閣・政府から上程され、国会で審議されている。

 Aを輩出しているJ党でも、反対の議員はいるというが、心でいくら「ウ~ン…」と首をかしげてもダメなのだ。言わなきゃー!

 通れば政府の一存で海外派兵が可能になってしまう。

 

 あれだけ反対・慎重論が出ても、自らが招いた憲法学者3人そろって「NO!」と国会の場で言明されても、Aとその一味(失礼しました。盗人のような言いかたして。いや、殺人には手をそめない盗人には失礼か)はなんだかんだと弁明に躍起である。  

 民放テレビの『報道特集』でやっていたが、内閣はなんとか自らの正当性を明かそうと、戦後まもない昔の「砂川裁判」の最高裁判決(どんなものかはここでは略します)をもち出した。

 番組キャスターの質問に答えながら、「他に自らの正当性を根拠づけるものがないから…」と(取材を受けた)憲法学者Hさんは苦笑いしていた。ついでに彼は「憲法学者のほとんどの人は違憲だと思ってますよ」とつけ加えておられた。

 タイミングというものがあるのかもしれないが、政界の重鎮といわれる元議員さんたち(中には首相も務めたMさんもおられた)の絶対反対というコメントはとても嬉しかったが、もっと早く言えなかったものかなあー。

 

 憲法というものは国家の基本である。私がぶつまでもなく、近代立憲主義は、憲法によって勝手な・恣意的な法律が時の内閣によってつくられないよう「縛り」をかけている。

 子どもでも児童会や生徒会で実践的に学ぶことを、いまの政府は「大胆(?)にも」破壊しようとしているのだ(一方では「道徳」を説こうとする。なんという厚かましさ!あ然とさせられる。学校の大元は「校則」だろう。それに反することをしたければ、まず「校則」を変える。そんなに自衛隊を海外派遣したいのなら、まず憲法を変えなければならない)

 

 Aは、憲法を変えなくても、自衛隊の海外派遣は可能」だという。

 私は、彼らをはじめこの法案に賛成する者は、自衛隊員一人ひとりの命とその家族の心配・不安をどう思い、考えているのか?と訊きたい。

 聞くところによれば、イラク戦争のとき、うしろでアメリカの軍艦に燃料補給にたずさわったり戦争遂行のための援助活動(PKO)をした自衛隊員(イラク兵を殺したアメリカ兵ではありません)の自殺がとても多いのだそうだ。もちろん国は自殺は海外派遣とは無関係と弁明している。

 自衛隊は、大自然の災害が多いこの国では、めざましい働きをしており、いっそのこと「災害救助隊」とかなんとか改名したらいいという意見もあるらしい。自殺問題にかえれば、たいへんな救助作業のあと、その激務で身体をやられ死亡したという、いたましいことは聞くけれど、自殺したとは聞かない。

 

 間接的に戦争に参加しただけであり、自分が直接、「敵」を殺したわけではないのに、自殺する。

 その自衛隊員に、かつての「ベトナム帰還兵」が重なる。

 悲しい歴史は絶対、つくってはならない。

 

                   ちりとてちん

 

60  煙突のある家

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先のが日本式なら、これは洋館といったところでしょうか。

どっちも温かみがあり、いいですね。住みたいものです。

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