カメキチの目
このところ特に、暗く重い記事になりました(気分のよい、明るいものを書きたいのが本音。たとえ暗く重い記事でも、ユーモアでつつみ、笑いとばす余裕と能力があればいいのですが…)
きょうは、老いの身(あくまで私的)からみた「買いもの」と「旅」についてのグチを吐きます。暗く重くはありません。
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・ある日のこと。
5%割びきデーなので、ふだんは買えないちょっと値のはるものを、と大型スーパーに行った。目的は衣服(女性もの)の購入だ。
しかし
「探したが、(探しかたが足りないのか)気にいった(似あう)のがなかった」
・これもある日のこと。
旅行カタログが送られてきた。
「安いのはいいけれど、次から次へと行動予定が組みこまれた企画。これじゃ時間の余裕がない。せっかくの自然いっぱいの観光地。じっくりカメラを構えたいのに…」
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(戦後のベビーブーマーが増加し、加えて医療の目ざましい発達で死ぬ年齢が延び)日本は年寄りが増え、急激に高齢化社会になろうとしている。なった。
私が子どものころ、社会科で習った日本の人口図は「釣鐘型」でした。
高齢化社会がいわれだしたのは、だいぶん前のこと。
年寄りはますます増えつづける。
近所を散歩していると、介護施設のお迎え自動車にあわないときはありません。
「アンタも連れてってあげようか」と声かけられそうなフラフラ歩き方の私(笑)。介護をふくめ、福祉・医療の充実は国政のいちばんだいじな課題だ。
なのに…
私たちは「ミサイル」に目を眩まされている。この前の来日で「兵器購入」という大きな置き「土産」をしたトランプ(買わされた安倍)。
先日、(それにもとづいた「政策」でしょうが)さっそく、自衛隊の存在は憲法上さまざまな論議があっても、代々の自民党政権下でもかたく守られてきた「専守防衛」という防衛理念をくずすかのような懸念がもたれる、攻撃型の「巡航ミサイル」をアメリカなどの兵器メーカーから購入する動きが報道されていました。
(そのほうが合理的・効率的・迅速だということで、国政の重大な問題でも行政《政府》だけで決定する。そのトップである首相の思うがままに税金が使われ、これを厳しくチェックできない議会という政治システム。いつまで私たちは放っておくのでしょう)
なのに、高齢者になって安心して住める世の中とはなっていない。
「生きていてもいいことなんかない」「早く死にたい」「死なせてくれ」という年寄りもいる。
よく「安楽死」が話題になります。しかし、ラクであっても早く死にたいと誰が願うでしょう?
この世から消えたいと願うだろう?
日本より税金をたくさん取られようとも、誰もがしっかりと福祉・医療を受けられる、したがって安心して生きられるヨーロッパ(とくに北欧)。
それなのに、一昨日、厚労省は生活保護費を引き下げようとしていることが大きく報道されたところです。
みんなマネる必要はないだろうけれど、いいことは手本にしてドンドンまねればいい。
「IKEA」旋風が国策レベルでも吹いてほしい。
(あっ、グチまで進まなくて《いえ、じゅうぶんグチりましたかね》ゴメンなさい。それは②で)