カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2018.1.4 パンダ報道

                                                  カメキチの目

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明けて第2弾の記事は「グチ」です(ゴメンなさい)。

 

 ちょっと前、12月20日のYahoo!ニュースに次の記事があった。 

 

「東京・上野動物園で19日に一般公開が始まったジャイアントパンダの赤ちゃんのシャンシャンをめぐるマスコミの報道について、和歌山県仁坂吉伸知事は20日の記者会見で、『上野のシャンシャンしか世の中にいないのか、というくらいの浮かれようだ。最後に《和歌山にもいるんですよ》と一言くらい入れてくれたらいいのに』と注文をつけた」(朝日新聞デジタル)

その日の夕方、関西のローカルニュース(民放)ではそのことが報じられました。県知事はどうでもいいのですが、パンダ報道の過熱には知事さんならずともカメもカメムシ、いや苦虫をつぶしたくなりました。

パンダが大好きな人たち(私も大好き)を利用したマスコミ報道にすごく腹がたつ!(大人げないとは百も承知してます) 

パンダのことだけではない。私は、マスコミ報道の腹を探ろうとするヒネクレ者なのだ。プンプン… 

「ヤッター!」

 

さく年の8月31日に 私は「動物のいのちを考える③」という記事を書きました。

そこで『動物のいのちを考える』という本の、「動物園動物」の章を紹介しました。

テレビなどが特定の動物の珍しさ、希少さを過熱的に報道することが(テレビ局にとっては視聴率をかせぐことになっても)動物たちにとってどういう結果をもたらすのか、深く考えさせられました。

その章の著者は元・動物園の園長さんで、せっかく動物園に来たのだからなるべくいろいろな動物を見てほしいと書いておられた(わずかの時間しかみられないとわかっていてもパンダの赤ちゃんを見たいという方々のほとんどはきっと他の動物も大好きなのでしょう)。

 

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 NHK上野動物園のパンダ赤ちゃん誕生をバカ騒ぎで報道した。

 東京近辺だけのローカル番組ならいざしらず。妊娠のときから出産までの継続報道、しかも全国放送。

日本を代表するようなテレビ局が、ニュース番組で仰々しく全国放送すべきことですかね?

NHKの東京にも、全国放送とは違い、関東甲信越向けのローカルニュースがあるのでしょうに。

19日は午後7時のNHKニュースのトップ報道。私は(トランプ・金・安倍の登場画面のように消しはしなかった。が、民放バラエティはうるさいので変えはしなかった)無視した。

  

 パンダはかわいい。(さっき書いたように)私も大好きだ。

 

 住んでいるところが関西地方なので、5年前、和歌山県の「アドベンチャーワールド」という動物遊園地に行った。

 その近くにある温泉のほうがメインだったが、「アドベンチャーワールド」のことも知っていたし、ついでに寄った。

そこはパンダが有名なことも知っていました。ローカルニュースで赤ちゃんが生まれたというのも何度か聞きました。最近では2年前。地方局は扱ったけれど、NHKでの全国向けニュースにはならなかった。「NHK(だけじゃないけれど)が東京に偏っている」のは、地方住民はよく感じます。

  

目にするまでは、正直いって「なにが『パンダ』」と思っていたけれど、「ナンダ」とはまったくなりませんでした。

 ガァーン!

 この歳になって(カメでなく)目が「パンダ」になった

 パンダを見て、これほど「かわいい」という感情がわいてくるとは!

 パンダそのものの「かわいさ」とは別に、突然の自分の感情にビックリした。

 

老いても(グチや文句を言うばかりでなく)、こんな新鮮な感動、喜びだってあることを知った。

大好きな旅でであう自然、風景とはまたひと味ちがう気がします。

おしまいに、そのときのパンダの写真を!

 

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                    ちりとてちん

 

 

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