カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2022.5.24 「想像を絶する未来」を想像する

愛読ブログの爽風上々さんの記事(5.8)を読み、深いため息をついた。

 

sohujojo.hatenablog.com

 

このブログを読んで、しばらくたってから思った。

 

「スパン」という言葉があるけれど、現在のイヤなことなどを耐え忍ぶための

「工夫」「手段」としてでもいいから、想像力を駆使し、想像を絶するくらいの

長いスパンで人間の未来を想像して現在を生きることも、なければならないと。

(もちろん、「下みて暮らせ、上みて暮らすな」という処世術は昔からあるけれど)

 

これからも生きていくには、想像することが必要だと。

(それで神さまは人間に「想像力」を与えられたのか)

 

少し気が楽になった。

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現生人類の私たちは賢いので(「ホモ・サピエンス」というラテン語は「賢い人間」)

科学技術をこれほど発展・進歩させた。

便利で快適な生活をおくり、長く生きられるようになった。

スマホ1台で格段に生活が快適・便利になり、昔なら死んだ病気に罹っても治り、私もその一人だが

昔なら死んだ事故に遭っても、障害を負いながらも長生きできる。何とありがたい世の中)

そのわれわれを古代人が見れば卒倒するに違いない。

 

だけど、この世からいまだ戦争を無くしえない現代人を知ったら、また卒倒し、

こんどは死ぬかもしれない。

       

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恐竜は1億6000万年近くもの長いあいだ栄えていたという。

ホモ・サピエンスの私たちの歴史はたかが20万年を経て、栄えている現代がある

(人類の繁栄のあらわれでもある人口が70億になったのは2011年、東日本大震災の年

2022年のいまはそれからたったの11年)

 

いまの私たちの人類年齢は、ほとんど誰もが20万年(+個人の歳)

これから同じ20万年をかけても、倫理が向上、心が望ましい方向に働く遺伝子が

発生、利己的遺伝子が減少、消滅の方向にいくとは想われない。

 

もう1万年、人類がもつ、続くとは想われない。

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【オマケ】

上に書いた記事を見なおしていたら、「スズ竹の花は120年に一度しか咲かないんだって」とツレが

言っていた。

きょうの記事内容にシンクロした話だった。

120年かぁ… またスズ竹の開花を見られる人がいればいいけれど… 

 

永世中立国スイスまでもがNATO加盟?と揺れているという。

 NATOってそんなにエライのか?)

こんどのことで、 NATOは一気に国連と肩を並べるどころか、抜こうとしているかのよう。

(「抜く」

よく考えれば日米安保はそそも日本国憲法を抜くことにより成立した)

 

この前よんだ本に、イスラーム(「原理主義」ではありません)の描く理想世界のことが書いてあり、

救われた気もちになった。未来があると思った。

イスラーム理想社会というのは、一種の「コスモポリタン」のようなもの。

個人が、「日本」「アメリカ」「北朝鮮」「中国」「ロシア」ウクライナ」…といった国民国家

その上の 国民国家 ごとの利害グループ(NATOなどの軍事条約だけでなく「EU」や各国・地域ごとの

経済協定なども)に属するのではなく、それらを越して直接、世界・地球につながるということ。

 

スズ竹の話の後、同じく続きのニュースをスマホで見ていた彼女がまた言った。

「3m落ちただけで死ぬ人もいれば、(私をさして)助かる人もいて…」

自分が助かったのは、事故に遭ったことと同じように、「たまたま」のこと。生き残って「儲けもの」。

そう思って生きなければならないといつも感じているが、むずかしいです。

 

 

 

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                             ちりとてちん

 

 

 

 

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