カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2022.10.21 なぜ、アフリカには直線の国境が?

 欧州列強の遺産→「最悪

 

子どものとき、はじめて世界地図を見て「アフリカには定規でまっすぐ国境を

引いたような国が多い。 何で?」と、すこし疑問を感じた。

が、それに問題意識をもつような利発ではなかったのですぐに忘れ、そのまま

大人になった。

(こんな重大な事実を教わらないはずないので、習っていても私が忘れていただけだろう)

 

アフリカ(だけではありません)など「開発途上国」といわれる多くの国、地域の

不幸の根源は欧州列強の遺産」にある事実、その最悪」な現実に

腹がたってしかたない。

(テレビの『世界遺産』という番組をよくみる。個人的には「自然遺産」が好きだ。

文化遺産」のほうは名も知れない無数の民衆、奴隷とよばれる人たちが直接従事したからこそ

つくられたものだとわかってはいても、命令した、つくらせた支配者、権力者の名前はわかっている。

で、その個人名が残る。だから嫌いだ《「偏狭」「偏狂」な人間だと自覚するけれどしかたない》)

 

         


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子供兵が見ている世界」という項目で、次のようなことが述べられていた。

【引用】

「〈アフリカ内戦の捨て駒

各地域を支配する欧州の列強国が勝手に国境をつくりあげ、現地の民族を分断し、

自分たちの言語や宗教を押し付けたのです。

彼らが現地の人々のことをまったく考慮に入れていなかったことは、

アフリカの国々の国境線がほとんど直線になっていることから想像できます。…

分割統治)→一つの国のなかにたくさんの民族がすんでいるのに、

特定の民族だけに政治や商売において特権を与え、彼らにその他の民族を力で抑え込ませていたのです

ある民族が別の民族を支配すれば、民族対立が起きて、

欧州の国に対する反発を分散させることができる。

その欧州の国は軍隊を引き上げる→(民族同士の争い

 

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いまでは遠い昔、過去の出来事、自らの欲望を満たすための植民地獲得、

そのための戦争という非道きわまる行いが、どういう形でいま、現在に

あらわれているか。

しかも、「遠い昔、過去の出来事、自らの欲望を満たすための…」が、

帳消しにされたかのような、目には見えない形で。

 

「直線の国境」はアフリカだけのことではなく、朝鮮半島は同じ民族なのに

38度線で二つの国へと分断された。

(日本でいえば名古屋あたりで分断され、そこを境に東と西があらそい敵対しているようなもの。

朝鮮が北と南に分断されることがなかったならば、私たちがミサイル落下、Jアラートのけたたましい

唸りにわずらわされることもなかっただろうに)

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ここでは、他にもたいせつなことが述べられていた。

(三つだけ挙げます)

 

1⃣「なぜアフリカの戦争では子供兵が前線で戦うことができた」のか?

おおきな理由はAK47AKB48ではない 通称「カラシニコフ」)という自動小銃

つくられたこと。つまり、「技術の発展」。

(つくづく、「何のための技術」、「技術の使いかた」ということを思う)

小さな子どもでも扱えるたんに軽量化された武器」であるばかりか、子どもでも

分解して手入れも可能とのこと。

 

2⃣子供兵には女の子もいる。

女の子を子供兵に組み込む理由」のなかに「性処理の対象」、「スパイや

自爆テロ」があった。

(ここまで人はやれるということ)

 

          


3⃣「
初めは生きるために兵士になったものの殺人を犯しているうちに罪悪感に

悩まされ、人殺しを「復習」という名の正義に置き換えていた

 

子供兵は人殺しを「正義」と正当化、自分を無理やり納得、ごまかすために

(戦う相手、敵が自分たちの親、兄弟たちを殺したというストーリーをつくり、その)「復習」

という崇高な目的をかかげ、それを信じようとする(一種の「自己暗示」)けれども

うまくはいかない

そこで大人兵による「人を殺すための洗脳」が出番となる。

いろいろな洗脳のしかたがあるが、最後の手、奥の手は

.薬物や呪術によって、論理的な思考を停止させる

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世界をおおきく広い目で見るならば、いわゆる「南と北の差」「南北問題」が

いまも厳として存在している。

 

列強」とよばれていた時代のヨーロッパ大国の遺したとてつもない負の

世界遺産」。

(「アウシュビッツ」や「原爆ドーム」のような有形ではなくとも、無形というやり方で

負の「世界遺産」に認定することを是非とも提案しようと思ったけれど、

世界地図をみれば国境線が真っすぐなところがあることは誰にもわかるし、そのとき、

そのことに違和感をもてばそれでいいと思うのでやめた)

 

 

 

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                             ちりとてちん

 

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