2019-02-01から1ヶ月間の記事一覧
カメキチの目 『老いの空白』シリーズも7回目となりました。きょうでおしまい。 最後は鷲田さんの「まとめ」のようなものですが、そのまま本の叙述にしたがって書きます。 ⑥ ・高貴なまでのしどけなさ ・通り抜けるものとしての家族、あるいは「その他の 関…
カメキチの目 ⑤ 「べてるの家」の向谷地さん、「ある」の芹沢さん。ご両人の人間を根源的にとらえる理念・思想をかり、それを紡いできた鷲田さんの主張。 そのことを老いの介護という現実にそくして考えるとどういうことがいえるのだろう。 -介護の現場を前…
カメキチの目 (じつは、前回《それに限らない》の記事はあまりに【引用】が多くて長い、読む気にならないとさんざんケチをつけられました。 「それでも読もうという方にだけ…」と言い返したのですが、「それじゃ、なんでブログを…」と続き、「そりゃあいろ…
カメキチの目 ③ べてるの家の試み 「べてるの家」は北海道、襟裳岬ちかくの浦河という町にある精神障害をおった人たちの福祉施設(働き、生活する場)。 べてるの理念、運営、取りくみのすばらしさは以前からさまざまなところで紹介されており、私も働いてい…
カメキチの目 ②〈弱さ〉に従う自由、「弱い者」に従う自由ということ。 「弱い者」とはここでは老人ですが、それ以外の「社会的弱者」と呼ばれる人たちも含みます。 なんで社会全体が「弱い者」、そういう立ち場の人々をまもらなければならないのか? それは…
カメキチの目 「老い」を考えるにあたって、著者は最初に問う。 【引用】 「〈老い〉はほんとうに「問題」なのか あたりまえの視点 これが「問題」だとは、わたしはおもわない。わたしが、そして身のまわりのひとが、なんらかのかたちでこれを引き受けてゆか…
カメキチの目 私は自分を『年より』とか『老人』というけれど、60を越えたら人は立派なそれだと思っている(寿命がのびた現在では時代にあわないといわれるかも)。 だから「老いる」ということには強い関心がある。 現在の自分のことであり、これからますま…
きょ年の10.23の記事で書いた旅のとき、新潟の月岡温泉の「ビードロ館」で「水のみ鳥」を買った。 「ビードロ館」のような店は観光地にはよくあって珍しくはない。が、そこで初めて水のみ鳥を見つけた。私の目はそれに釘づけ。 水のみ鳥をみたという方も多い…