♪ おたずねくださり、ありがとうございます ♯
ご覧いただけましたでしょうか。
これは、なにも高名な登山写真家が撮ったものではありません(あっ、わかりますか)。
「忙中閑あり」
働きざかり。前からイジイジ…口ごもっていた。
(共働きのうえ、ツレの方が稼ぎがいいので、口ごもらざるをえなかった。でも私は、それは自分のせい、つまり私の働きぶりが悪いのじゃなく、正当に評価しない社会が悪い、で通していた)
イジイジの正体。彼女は察しよく、ご存じだった。
お察しの通り「山登り」。その「許可」が出たのである。 ヤッター、ヤッター、ヤッターマン!
お許しだけでなく、おカネも出た。「これで登山用具そろえてね。でもけっして冬山だけはしないで」とござった(思わず、私は目の前のツレ、いや彼女が日本昔話のやさしいお姫さまにみえた)。
休日に、それなりに高い山(中くらいの山)を登り、訓練を重ねた。訓練といえばカッコいいけれど、要は歩き、登った。
私は集団が苦手であり、はじめからどこかの登山グループに所属するつもりはなかった。単独だ。
富士山はぜんぜん思わなかった。登りたいのは槍ヶ岳。上高地からの北アルプスの峰々に胸をかき立てられた。
登りたかった。そして登った。
障害者のいまは、登られない。
お姫はおっしゃる。「登られるとき、登っておいてよかったね」
70 腕時計
エ~、欲しいってですか?
お客さんの目は高い!
少しつぶれかけていますが、まだまだ実用に耐えます。
いつまでたっても3時。おやつです。