カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2024.1.5 カエルとサソリ

(元日夕方、能登に大きな地震が起きてしまった。

地震、大雨などの災害がおきませんように」と記事に書いた時は、まだ地震は起きていなかった。

祈りは神仏、天に踏みにじられた。

 

人間の力ではどうしようもない《個人の》運不運、大自然地震などの自然現象を含め》の脅威を

新年早々、痛感する。

 

時間の経過とともに被害状況がつぶさになり、どんどん大きくなってゆく東日本大震災のときもそうだった》やり切れない…

 

能登では前から頻繁に地震が発生していた。当然、今回のような大規模なものも予想されていたはず!

《なのに、避難所では食料など必要な物資が足りないという》

予算が足りない、人手が足りないと国や自治体、行政は言い訳をする。

足りないわけはない。絶対ない!

不要なところ、ムダなところから回せばいい。充てればいいだけだ。

何が大事で、何が大事でないか?

 

 

新春二つ目の寓話は「カエルとサソリ」です。

 

        

             



サソリが言った。

「川を渡りたいのです。私は泳げないのであなたの力を貸していただけないでしょうか。

オンブして川を渡ってくださいませんか」

 

カエルは答えた。

「そりゃあOKですが、ただし、渡っている途中、刺さないでくださいね、

いいですか、絶対刺したらいけませんよ。

刺したら、私もあなたもオジャンです。

まっ、そんなバカはしないでしょうが」

ーーーーー

だが、サソリはバカをした。カエルを刺した。

カエルは猛毒で、サソリは溺れ、どちらも死んだ。

 

耳を澄ますと、天国(地獄かもしれないが、どっちでもいい)で二匹の言い合う声が

聞こえてきた。

 

カエル:「刺したら絶対ダメと言いましたよね。先ずあなたの毒で私が死ぬ。

結局、私にオンブされていたあなたも死ぬ。何で刺したんですか?」

サソリ:「すんません。ほんとうにゴメンなさい…

刺してはならないとはわかっており、その気はなかったのですが、やっぱり私はサソリ、

刺すのをやめることがどうしてもできなかったのです」

 

ーーーーーーーーーー

著者は言う。

 

分かっちゃいるけどやめられない」という人間の性

サソリが人間、カエルが地球に思えて仕方がない

ーーーーー

すごく、すごく共感した。

 

昔の流行歌を思い出した。

♪「チョイト一杯のつもりで飲んで…」という「スーダラ節」の歌詞の一節で、

歌詞にあった「分かっちゃいるけどやめられない」が大流行した。

 

(私は若いころ「タバコ人間」で、しょっちゅう吸っていた。

《常は安価な「エコー」。たまには高い「セブンスター」。吸うと値段の差を感じた》

酒、ギャンブルはしなかったので、分かっちゃいるけどやめられない喫煙以外では

とくに感じなかった。

40のとき盲腸をし、入院部屋は9階、喫煙しようとすれば1階まで下りなければならなかった。

下りるのが面倒だったこともあり、タバコが身体によくないとは「分かっ」ていたので、このとき

やめられない」をやめた。

 

分かっちゃいるけどやめられないことでも、そのときの経験から、私は

納得レベルで「分かっ」ておれば「やめら」れると思った。意志が強い弱いに関わらず。

「半分ほどの弱い納得」くらいではダメ。「全部の強い納得」でなければならない。

意志の弱い私でもやめられたのだ。

でも、タバコだからやめられたのだと思う。

これが、いわゆる「クスリ」のように依存性が高いものだったら、意志だけでは無理!)

ーーーーー

(サガ)」という言葉がある。

 

それをそれたらしめているアイデンティティ(自己同一性)みたいなもの。

しかし、「本質」とは違う。

刺すのはサソリの「性向」ではあっても「本質」ではないと思う。だから、

(たまらないほど)刺したくても」サソリは刺すのをやめられたと思う。

 

いま騒ぎとなっている政治資金問題も、いろいろなハラスメント問題も

ストーカー行為も、地球環境問題も人間の(サガ)」によるものではない

と思う。

「本質」は、たとえば地球でいうなら地震などの自然現象。

戦争のような人間が意志で作りだす人工現象は「性向」、と私は思う

 

 

 

                          

                            f:id:kame710:20171029114701j:plain 

                             ちりとてちん

今日の俳句

正月の 子供になって 見たき哉  高浜虚子

 

 

 

 

 

<