カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2024.4.2 『寿命が尽きる2年前』

「生き死に」を続けて書いたけれど、その流れで今日も似た話です。

(その前記事で書いた「自分が読んだ本には…すべてそういうことが…」のうちのお一人、

これまでも何度か触れた医者でもある作家の)久坂部羊さんの『寿命が尽きる2年前』

という本を読んでの感想を書きます。

 


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私がいちばん心に残ったのは五つ。

 

①「死に時は早めに設定しておいたほうが、死ぬときに悔いが少ないと思う

 

②「〈医療の進歩がもたらす不安

気楽に六十歳前まで生きるのと、心配しながら八十歳前までいきるのとの、

どちらがいいのか、疑問に思った

 

③「〈インフォームドコンセントの弊害

患者さんには知る権利があるのと同時に、知らずにおく権利もあるのでは

 

④「〈医療は信仰宗教か

満足は現実と期待値の比較で決まります。

期待値がどんどん高まれば、いくら現実を追いつかせようとしても、

常に不満な状態が続きます

 

⑤「〈望ましい最期のお手本

無頓着力、満足力、感謝力

 

     


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どれも難しいことはいわれていなく、みんな深くうなずいた

 

②と③はとくに深く。

 

⑤は最高に!

 

 

 

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                          ちりとてちん

今日の一句

低く来る 蝶の視線を 考える  池田澄子

 

 

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