カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

2020.9.29 池田昌子の言葉‐(前)

『絶望を生きる哲学‐池田昌子の言葉』という本を読んだ。 著者、池田昌子さんは47歳という若さで逝かれた文筆家。 題名が「哲学」となっているが、哲学的な用語はいっさいない。 なかに、『14歳からの哲学』という著作からの言葉もあり、子ども向けに 書かれ…

2020.9.25 お金とは?(エンデ)〈後〉

(最後です) ⑩ 友愛による経済とは 「(分業の意義)誰もが他人のために働くことは友愛にほかなりません」… ーーーーー ⑪ (古代エジプトの農民はお金を)灌漑施設の整備や土地の改良にそそぎ込んだ…。 豊かさをお金の形でもたず、自分たちに長期的な利益を…

2020.9.22 お金とは?(エンデ)〈中〉

(続き) 【引用】 ④ (エンデの言葉)「人類がこの惑星の上で今後も生存できるかどうかを決める 決定的な問いだ、と私は思っています」… ⑤ エンデは…「すでに第三次世界大戦は始まっている」と警告していました。 「それは領土や宗教をめぐるものでなく、わ…

2020.9.18 お金とは?(エンデ)〈前〉

『エンデの遺言 根源からお金を問うこと』 河邑厚法徳+グループ現代 という新書を読んだ。 「お金」。 社会に必要とされる限り、つき合わされるモノ。 「モノ」だけど、神さまのようだ。 多く持つほど、「金持ち」になるほど幸せになる 気がする。 (そうだ…

2020.9.15 なりゆきを生きる

『なりゆきを生きる』 玄侑宗久 を読んだ。 著者、玄侑さんは福島県三春町(日本三大桜といわれる推定樹齢1000年の 「滝桜」のあるところ)の僧侶で、作家でもあり、これは東京新聞などに長く 連載されていたエッセイが本になったものです。 「なりゆき」は…

2020.9.11 脳は回復する

『脳は回復する‐高次脳機能障害からの脱出』鈴木大介著 という新書を読みました。 とてもよかった! 41歳という若い年齢で「脳梗塞」を体験した著者。 仕事は本を書いたり雑誌に寄稿する記者です。 苦痛・不快な症状を改善し、仕事に復帰できるまで「ほぼ99…

2020.9.8 分 Ι 断

人種差別の残酷さをこれほど強く感じさせた出来事は、 トランプが大統領になるまでは(覚えている限り)南アフリカのアパルトヘイト、 昔のアメリカ映画以外ほとんどなかった。 国民を「分断」する怖れはトランプが大統領に なった当初からいろいろなところ…

2020.9.4 人間として生まれ死ぬこと

長く生きているといろんなことを感じ、思い、 考える。 そういっても、自分ひとりの世界を生きてきただけ なので、一匹のアリと何ら変わらない(と思う)。 自分の世界しか知らない。 感じ、思い、考えるといっても、自分だけの世界の範囲にとどまる。 「自…

2020.9.1 そんなに「健康」になって、いったいどうするの

『つくられる病』 井上芳保 という本を読んだ。 題名から察せられるように、ちょっと怪しい症状も意図的に病気にしてしまう現代 「健康社会」の病理を問う。 (一般向けの新書ですが中身が濃く、考えさせられることが多かった) 読み始めてすぐ、「健康」…と…

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