人種差別の残酷さをこれほど強く感じさせた出来事は、
トランプが大統領になるまでは（覚えている限り）南アフリカのアパルトヘイト、
昔のアメリカ映画以外ほとんどなかった。
国民を「分断」する怖れはトランプが大統領に
なった当初からいろいろなところで言われていた
けれど、こんな事件まで起きるようになったとは誰が
予想しただろう。
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大統領トランプ
個人の本心は自分だけにしかわからないから、感じ
思い・考えることは「内心の自由」「内なる神のみぞ
知る」（他人にとってはどうでもいいことなのだ）
トランプ個人（私人）として、自分の心でだけなら「白人は〇〇」「黒人は▢▢」「△△消えろ」と何百万回、呪文のようにつぶやき唱えてもかまわないが、
大統領のような一国のリーダーともなれば、
「私は、国民みなが幸せに暮らせる政治を行います」
と公言し、そのために普遍的な（国民みなが支持するような）
理念・理想をかかげて国民をまとめる努力するのが
スジ、本務のはず。それが大統領の責任である。
けれども、トランプはまったく違った。
ときどき本音（心）がチラリのぞく発言をし、演説をぶつ。
断定的なもの言い、その小気味よさが、鬱屈した白人労働者たちの支持を集める。
彼にとっては自信たっぷり断言することが重要で、発言内容の正否は関係ない。
彼は（神のように完璧ではない）人間の心の悪魔の部分を巧みに操る能力にとても
優れていると思う（私には人物像としてヒトラーが重なる）。
民主主義が「多数決」だけなら、ヒトラーもトランプも民主主義者である。
ヒトラーは「多数決」で政権を握り、ユダヤ人に「究極の差別」、虐殺を行った。
（トランプがやらないとどうして言えよう。そこまで人間がかしこくなったとは
とうてい思われません）
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分断
トランプはひたすら「分断」の道を行く。
再び大統領になること、権勢を振るまうという欲望
野望を果たすことがいちばんの目標だ。
そして、「分断」は政治目標であるとともに、
大統領になる手段でもあるのだ。
トランプは国民を二分し、自分にとっての敵・味方をつくり、分断を煽り、敵には
徹底攻撃を仕かける。
攻撃にフェア・アンフェアはない。「勝てば官軍」「力こそ正義」なのだ。
（「敵国」ロシアのプーチン、「敵国」中国の習近平はトランプにとって
「大の仲良し仲間」に違いない《「勝ち組」同士。気心が知れるのだろう》。
プーチンはいわゆる「プーチン疑惑」という陰謀でトランプ大統領誕生に協力した
といわれているし、習はいまやアメリカ最大の敵国となった中国の領袖としての
嫌われ役を演じることでトランプを利している）
そういえば、歴史の授業で習ったことがあった。
「分割（断）し、そして支配せよ」。
（国家のレベルでは「分割統治」、企業なら「第一（労働）組合」に対抗し
「第二組合」を作る。いかなる集団レベルだろうと対立を煽り仲違いさせるのが
鉄則）
なるほどなぁ！ トランプの「分断」は古典的な支配のやり方だったのか。
（初めに書いた警察官による「事件」も、あのままだったら警察官が危なかった
かもしれないと警察官側を擁護し、抗議の人たちとの分断をはかる。
「治安秩序」の維持に自分は全力で取りくんでいると強調。「治安秩序」の仕事に
携わったりしている人々の票を目当てにする。なんとずる賢いキツネ《といえば、
目が悪くてキーボードをよく打ち間違えるので先日、ふと気づき、使用頻度の高い
3カ所にシールを貼った。うち一つはかわいいキツネ》のような男だろう）
〈オマケ〉
大嫌いなウソつきABが首相を辞めることになった。
それはいいが（墓場までウソを持っていく必要はなくなったので）生きている内に
自ら事実を明かし、「モリカケなどいろいろあったが、最後の態度は立派だった」
と国民ぜんぶ（私のような者にも）に慕われてほしい。
次期首相人選をめぐりゴタゴタしている（個人的にはIBさんになってほしい
《ABが首相のとき少年のようではあっても反抗的な態度をとっていたし、
立候補後の会見ではっきり森友・加計を解明すると述べておられた》。
しかし現状は、もうSGさんが次期首相に決まったかのようだ。
自由・民主主義を透明（「党名」と書こうとしたのですが「透明」に変換された。
「自由・民主主義が透明」。透明＝0になったという意味では大当たり）、いや
党名にした自民党の国民ダマしは、野党がつまらないのでいつまでも続きそうだが
トランプのような人物が首相になるのだけは絶対ごめん！
（そんなのはいない？いや、いる《政治には私はシビアなのです》）
