カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2019.12.31 「松樹千年翠 不入時人意」

              カメキチの目

 

 

 (1日早いですが)

 明けまして おめでとうございます。

 2020年 よろしくお願いします。

 

 この禅語は、障害者となり、どういう心持ちで

これから生きていけばいいのかとそれなりに悩み

ウロウロしていたころ、偶然みつけた禅語集の本に

載っていた。

 

 気にいった禅の言葉は多くあるけれど、正月には

これが似あっているような気がする

   

 

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       松樹千年翠 不入時人意 

    (しょうじゅせんねんのみどり ときのひとのこころにはいらず)

 

 

「松」という樹木は身近なところで見られるし、

自分が老いてきたこともあって、若い頃よりずっと

目に入るようになった。

(日本語には「若松」や「老松」がある)

 

 数年まえ、深い渓ぞこから立ちあがったような

岩だらけの山肌にはり付いたようなわずかな土に

根をはり、その岩にくい込んだかのような曲がり

くねった松を見た。

 その姿に人生を思い、しみじみとした気分になった。

(そのときは、温泉につかってゆったりしていたからだろう)

 

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(3年前の正月にも同じ禅語を書きましたが、そのときの記事の抜き書きを下に)

 
 松の葉は、常緑だが、それは人にはいつも緑にみえるということであり、松の中では、季節とともに人しれず古い葉は落ち、新しい葉に変わり続けている。

松がいつも緑だということは知っていましたが、気づかないうちに松葉が入れかわっていること、更新されていることは、私はこの言葉に出あうまで、気づかなかったです。気づくのは落葉、紅(黄)葉する樹木だけでした。

 

 よく観れば、幹の、曲がりくねった格好は、環境に応じて自由自在なのだ

 

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                          ちりとてちん

 

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