前の記事に「戦争」、「政治」で思うことを書いた。
今日はそのとき書けなかったこと、すぐ後に知ったことの二つ。
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■ 一つ目
書いているときちょうど、お馴染みのインタビュー（「街の人たちの声」）を交えて
「日経平均株価初の4万円台超え」と、NHKがトップニュースで報じていた。
「バブル」ではないのか？
（私のような金融のシロウト、株には無縁な者でも気にかかる）
歓迎の声の一方に、「どうでもいい」と応える人たちがいる。
（ちなみに私も「どうでもいい派」。
もちろん「金融専門家」は大歓迎。でも「心配」とは言わない。言えるわけはないか！
福島原発事故のときメルトダウンが起こっているのではないかとの心配の声を蹴り、最後まで否定した
のはどういう連中だったか）
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■ 二つ目
能登大地震のことは気にかかるのでずっと見ているけれど、他のニュースは
気分が悪くなるものが多いので知りたくなくなった。
（ニュース、事実は「好み」の問題ではないから知って不快になるといって知らないのはいけないと
思っている。矛盾していることはわかっているけれどいまのところどうしようもない。
人生の終わり近くになったくらいは人間不信になるようなニュース、事実からはせめて離れていたい
と思うようになった。若いころは真反対だったのに）
以前は安倍・麻生、トランプ・プーチンたち反吐が出そうなイヤな人物がテレビに
映るとチャンネルを換えるか消音を押したが、いまはそれが増えた。
（それでもニューストピックで特定の問題《によるけれど》が深堀されるのは別）
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前の記事を書いたすぐ後、戦争にAI（人工知能）を活用するための研究、開発が
進められていると、その現状と問題点が朝のNHKニュースで報じられていた。
「無人」「機械任せ」で人を殺害する、建物などを破壊するのにはこれまでも
心身ともストレスなく、なるべく（ご飯食べたり、散歩するように）平然と行える。
ボタン一つを指先で押してしまえば済むのだから容易だ。
しかも、ボタンは他ならぬ自分が押すのだから、より多く相手にダメージを与える
のが兵士としての自分の「仕事」だから、仕事といっても殺人ゲームみたいなもの
（「おもしろい」に決まっている。だってゲームなんだから。
ゲーム感覚で実戦に参加でき、ゲーム利用料を支払うどころか逆に給料という収入付き）
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だけども、AIによるそれはまったく違う。
（「まったく」といっても殺人という点では同じ。だって、戦争だもん）
どこが違うか？
殺人兵器、破壊兵器の技術が、単なる「無人」「機械任せ」ではなくて、
より合理的、確実に機能するよう高めるらしい。
無数の実戦データ、情報を基礎にAIという「人工知能」がまたたく間に演算処理し
合理的・効率的・確実に相手を仕留める。
（「AIの活用」と聞き私は初め、AIは「人工知能」だから戦争の総本部、参謀として機能するのかと
勘違いしそうになった。そうではなく、殺人・破壊兵器の技術として使われるということだった。
何ともみみっちぃ使われ方だこと。
戦争の目的は「勝利」することだろうし、勝つために人を殺したり自然や建物などを破壊してしまう
必要はないのだから「殺人・破壊兵器の技術」を超え、これまでの戦争の常識《殺人・破壊》を破り
殺人・破壊をしても最小限ですむよう、「この戦争で勝つ」にはどういう作戦をとればいいか？と
《バカな人間に代わって》AIに考えてもらうという壮大な方がいい）
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戦争はそもそも、外交努力は限界にきたので勃発したという形、前提で始まる。
戦争になったからには「勝利」という結果あるのみ。
そこで両者は「敗北」を避けようと「依怙地」という、泥沼にはまる。
（泥沼は長引くだけ人が死ぬだけだ。汗と涙の結晶はアッという間に無残に破壊される。
あの戦争で日本軍は負けが明らかになっても、その時点ですでに多くの犠牲を出しており、その犠牲を
ムダにしないとか何とか理由をこじつけ《その見返り、埋め合わせが欲しく》何としても降伏すまい
と、ますます泥沼にはまった。
《そして、これ以上の犠牲を出さないためというアメリカの勝手な論理で遂に原爆を落とされた》
この「ますます泥沼」は、まるでギャンブル、賭け事の論理とそっくりだ）
（到底、人間には望めそうにはないので）AIの活用の理想は、戦争やめる、
戦争しない方法を教えてくれることだと思う。
今日の一句
渡り鳥 みるみるわれの 小さくなり 上田五千石
