2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧
とても強く感じたことの三つ目は、 「病気を分け持つ」ということだった。 この話は「病と癒し」という大きな項目のなかにある。 重い病気やわけのわからない病にかかると、誰しもたまらなく不安になる。 癒しがほしい。 癒しとなるものは人それぞれでも、「…
前回(2-1)は、 すべての生きものたちに対する人間の責務を実行するには人間の数、人口が 多すぎてはいけない(少なすぎてもダメ。ほどほどがよい。ほかの生物たちとのバランスが だいじ)ので、デザナの人々は自分たちの世界観にもとづき、産児制限してい…
ひと口に「いのちはいちばんたいせつ」と言っても、たいせつにするし方は、 人々がどこで暮らし、いつの時代に生きているか、つまり文化により 形はさまざまであることを、この本はつよく教えてくれた。 ーーーーー いのちを失う、無にするものとして、あり…
戦後の、いちおう民主主義社会といわれている世のなかで育ったので、男女平等、 差別はいけないと教わった。 教わっていても、これは「差別じゃない、区別」と言いわけしたくなるような、 差別くさいしぐさが(ほんのたまではあっても)出て、ドキッとするこ…
前回の記事ともに、『貝と羊の中国人』を読みおえてもう一つ強く感じたことに 「信じる」「疑う」がある。 政治を信じるというのと、何かの誘い(たとえば「統一教会」、「オレオレ」)にのる というのは同列には扱えないけれど、「信じる」点では同じことで…
「タテマエ」と「ホンネ」ということを、 愛読している爽風上々さんのブログ、『貝と羊の中国人』(加藤徹)という本の 紹介記事から強く感じた。 書名の「貝と羊」がとてもおもしろく感じられて読んだ。 sohujojo.hatenablog.com (上の爽風上々さんのブロ…
前の記事で「贈与」について自分なりに考え、思ったことを書いてみたけれど、 それは人生に当てはめてみたようなもので、少しまえに読んだ『日本の文脈』 (内田樹・中沢新一の対談)という本に強く刺激されてのことだった。 (きょうは本に述べられていた社…
(「贈与」。たいそうな表現ですが、要するに「贈りもの」「プレゼント」「寄付」などいろいろ 《「物」の形はとらなくても「ボランティア」なども》 お金を仲だちにした「売買」、物と物との「交換」とは違い、一方的にタダであげる、もらうこと。 祝いの誕…
ー おことわり ― 当ブログはほとんど読書感想です。 読んで感動したこと、新たに知りとてもよかったと感じたことなど、そういうことは自分のためだから 普通の日記に書けばいいことですが、せっかくブログがあるので…と思いやっています。 (じつは障害者に…