カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2020.8.18 直感

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「直感」は前にも書いたことありますが、意味は辞書により微妙に異なり、

どうもみなしっくりきませんでした。

最近また直感を強く思うことがあったので、しつこくネットを調べたら

「なるほど!」というものにぶつかりました。

 

いわく、「第一印象」みたいなものだと。 なるほど!

               ↓                 

人は咄嗟に感覚で反応する(自己保存本能。自分を守ることにつながる)。

「第一印象」もそんなものの一つ。

第一印象はそれとしてだいじにすればいいのに、大人になるに従い、「脳内変換」

(頭・理性、「考える」ということが登場し、第一印象が誤っていたら…と)し、

自分に都合のいいように修正してしまう。

大人に近づき頭を使うことが増え、いわゆる「知恵がついてきたら」頭脳に頼ろう

とする傾向が強くなる。「頭脳に頼る」というより、実際は「計算高くなる」。

(キーワードは「脳内変換」)

 

 若いころは共働き生活に追われていたことも重なり)子どもは

近すぎてあまり見えてはいなかった。

 

 老いて時間にも心にも余裕が生まれると、ちょっと

離れたところから観察するように見られるので、

まだ見えていなかった子どもの姿おもしろさに

初めて気づくことがある

 

 最近、子どもの直感のするどさを強く感じることが

あった。

 

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 娘からの「ライン」で幼い孫娘が絵を描いている

ところの動画が送られてきた。

 いっしょうけんめい(集中して)描いている。

 色鉛筆を握った指に力をこめたりぬいたりする

たびに(少し緊張するのか)口の筋肉が動く(笑えた) 

                          

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(小さな子どもでも「画家」のように想え、笑うのが失礼だと思った)

 しばらくの間、スマホ動画を見ていてハッとした。

 躊躇なく線をひき、色を塗っていることに。 

 迷うということがないのである。

わが家に遊びにきたときもよく描いていた。

しかし、そのときは「直感のするどさ」を強く感じたことはなかった。

ナマの現実は開放的で視野が広いからか気がつかなかったが、スマホという小さな

閉鎖世界(画面)では観察(注視)でき、こんな発見につながったのだろう。

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 こっちにはわからないけれど、本人だけが感じる

ことを、感じるままに形を描き、色を塗っている。

子どもが感じるそれが「直感」なのだろう

それを大人になるなかで失うことのないよう育ってほしいと思う。

 

 話が変わるけれど、愛読のブログにプロと変わらぬ

腕前の絵が上手な方がおられる。

 ときどき、描かれた(または描きかけの)絵がブログに

登場する。

 ただ感嘆するばかりだ

単に描画力が優れているという技術的な面だけでなく、対象に魂(精神)から迫り

そこで感じたものを表わされている気がする。

(これも直感のなすワザだろう。子どものときには誰にでもあった直感。

だいじに育まれて大人になられたに違いない

ちなみにこの方のあふれる感性は絵だけではなく、生活全般に広がり向かう。

何でも楽しんでやろう、おもしろがろうという遊び心がいっぱいということを

記事に強く感じる。

(私の鈍い 感性では理解がむずかしいときもあるくらい。

「わかろう」とするのじゃなく、「感じよう」とすることがたいせつなのだろう)

 

 

 

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                     ちりとてちん

 

 

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