武田鉄也という歌手兼役者の人がいる。
いまは老人。
(若い方にはなじみがないかもしれないです)
その人の『老いと学びの極意』という新書本を読んでいたら(本は本でよかったですが
感想ではありません)「海援隊」(3人のフォークソンググループ名)で活躍していた頃の
ある歌を思いだした。
いったん思いだしたら頭をグルグル、なんどもかけ巡った。
歌は「思えば遠くへ来たもんだ」という。
(『金八先生』の「贈る歌」やほかの歌も好きだが、これがいちばん。
よろしければ聴いてみてください)
好きな歌ということから、(この本にも出てきた)吉田拓郎の
「今日からそして明日まで」という歌まで連想した。
(この人の歌はいっぱいあるけれど、やはりこれがいちばん。これも聴いてみてください)
歳をとると遠い昔のことがいろいろ思いだされる。
まだ二十歳になる前に聴いた「イムジン河」というのは朝鮮の歌で、同一民族で
ありながら北緯38度で北と南にわけられた朝鮮の人たちのやりきれない悲しみを
うたっており、日本が糸魚川から静岡あたりまでを境に東と西にわけられて自由に
行き来できなくなったら…と想うとたまらない。
さいごに「イムジン河」。