カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

2021.8.31 幸福は、「になる」のでなく「である」

かたそうな書名ですが、全然そんなことなく、すごく読みやすかった。 (著者がカルチャーセンターで講義されたもの) 『今ここを生きる勇気‐老・病・死と向き合うための哲学講義』 岸見一郎 日常のなかでは生活に追われて気がつきにくい、いわれてみて、「あ…

2021.8.27 ④ 呪い

白川静さんの漢字・甲骨文字研究は私のような者でもどこかで聞いたことがある。 (これは2011年、「私が白川先生から学んだこと」というテーマで講演されたもの) 強く感じた「呪い」のことだけ書きます。 (グーグル画像より) ーーーーーーーーーー 内田さ…

2021.8.24 ③コミュニケーション

「ことばの教育」という題名で2013年、国語の先生たちに講演されたもの。 強く心にひびいた3点だけ述べます。 グローバリズムの大合唱で、以前は中学校からだった英語が小学校に導入された。 (なんと2020年から、小学3.4年生必修化、5.6年生教科化) 著者は…

2021.8. 20 ②寺を見なおす

二つ目の話は「寺を見なおす」です。 (2014年、「全国日蓮宗青年会」で「イスラームは世界的規模のグローバル共同体」という題名で 講演されたもの) ーーーーーーーーーー 寺の話にはいる前に、イスラム教、「テロ」の話があったのでそのことを。 ■ 起源か…

2021.8.17 ①アメリカの言いなり 

日本の領土問題。 戦後70年以上へても一向に進展しない「北方領土」返還。 近年になり、とつじょ浮上したかのような「尖閣列島」や「竹島」の問題。 (「尖閣」・「竹島」問題は子どものころ《勉強不足かもしれないが》学校ではなかった。私自身は 老人にな…

2021.8・13 『日本の覚醒のために』

久しぶりに内田樹さんの本を読んだ。 『日本の覚醒のために 内田樹講演集』という。 「覚醒」という言葉は使いたくなかったが、現在の日本、とくに政治と (それを支える)メディアの「劣化」にはガマンならないのであえて使ったという ----- 私が内田…

2021.8.10 人間も生きものの一つにすぎない(後)

続き。 【引用】 「〈「持つ」社会から「借りる」社会へ〉 これまでの発展型社会では、欲望は大きくなっていくのが当然とされてきたので、 欲望を抑えるという発想そのものがありませんでした。 … 〈クローンと欲望の関係を考える〉 もし3歳で亡くなった子ど…

2021.8.6 人間も生きものの一つにすぎない(前)

(きょうは世界で初めて原子爆弾が使われた日。場所は広島。3日後には長崎で2回目が) そんなきょうは 『「生きもの」感覚で生きる』 中村桂子 (著者のことは何かで聞いたことがあった。 よくあるお名前ですが、「けい」が「桂」なので印象的で覚えていまし…

2021.8.3 『やさしい唯識』‐縁を感じて生きる‐

本には、唯識に特徴的な言葉(「遍計所執性」「依他起性」「円成実性」など漢字表現の むずかしい言葉《しかし意味は平易》)がたくさん出てくるのですが、興味ある方は ぜひ本書を手に取ってみてください。 (すばらしい本です) 終わりに、とても身近な話…

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