明けましておめでとうございます。
松無古今色 竹有上下節
まつにここんのいろなし たけにじょうげのふしあり
(禅の言葉はほんとうによくできていると思う)
松も竹もめでたいとされているけれど、そのめでたさの特徴をうまくつかんで
みじかい言葉にあらわしている。
松の葉は、いつも緑のまま変わらないように見えるけれど、
古くなり枯れた茶色になったものは(人にはわからないように)落ち、
その場所にはちゃんと緑の新しい葉がかわって生えている。
竹は(人にわかるように)節のうえに節をつくり、伸びている。
すべての物事が変化し流れ、移ろっている。
よく見ないとわからないだけ。
きのうからきょうのあいだに年が改まった。
2021年は2022年へと変わった。
(松のよう竹のようにありたい)
今年もよろしくお願いします。