♪ おたずねくださり、ありがとうございます ♯
『「あいまい」の知』という本を読んだ。
考えさせられることが多かった。
私は、迷い多き(子羊じゃなかった)人間で、「あのぅ~…」をよく口にする。要するに“優柔不断”なのだ。元々の性格みたいなものだろう。
若いときは、これを指摘されるのがちょっと腹立たしく、イヤだった。
「黒か白」「yesかNO」がカッコよいと思っていた
本に戻る。
本は心理学者から物理学者・宗教学者にいたるまで、さまざまな分野の専門家の共著なのだが、みなさんそろって「あいまい」のたいせつさを説いておられた。「決めつける」「白黒決着する」ことの“危険”を述べておられた。
■ 現実は複雑(要するに“多義的”)怪奇
「怪奇」とは言い過ぎだが、ともかくフシギが起きる。だから、幅(余裕)をもつこと、視点をずらしてみることがだいじである。
長い時間をかけて“待つ”とか、どこかよそに旅してみるとか。
はじめの考え・思いとか、一つに執着してはならない。しがみついてはいけない。
学者さんの説は総じてむずかしく(物理学では最新の量子論まであり、チンプンカンプンだった)、私にどれだけ理解されたかはあやしい。
けれども、“理論・論理”のむずかしさは“感覚・感じ”でカバーした。
「あいまい」な理解であったが、まあ本の題名にめんじて許してください。
57 バス
ブゥブゥ~
「ご乗車いただき毎度ありがとうございます。このバスはワンマンです」
昔はワンマンはなかった。小銭を用意しなくてもよかった。いまはバスそのものが走っていない地域がいっぱいある。
で、困っている人が大勢います。