カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2018.2.17 雪から思った二つのこと

                                                  カメキチの目

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① 男女によって感じかたなどが違うということは、世間でもよく聞くし、実感でもある。

 もちろん、それはあくまでも大雑把なくくり。個人差が大きい。

理屈をこねたがるのは、やっぱり男が多い(と思う)。最近こんなことありました。

 

 福井の大雪ニュースの陰で忘れてしまわれそうだけど、その前のできごとに、

1月11日午後7時ころ、新潟県三条市を走っていたJR東の信越本線の電車が雪のせいでとまってしまい、多くの乗客が車内に閉じこめられた。それも15時間。

というのがあった。

 たいへんな事態が発生

乗客のみなさんの状況・状態を想わずにはおられなかったです(私としては、とくにトイレのことが気になった)。

 

 老いて怒りっぽくなったせいか、思わず雪に怒りを向けようとしたが、すぐに自分のバカさに苦笑い。

 

 しかし後に、三条市がマイクロバスを出そうという支援があったのにJR側は断ったということを知ったときは、本気で怒りがわいた。

JRが断った理由はわかりますが、非常時・災害時に治療の必要に優先度をつける「トリアージ」的な考えが共有されておれば、妊婦さんとか病弱な人、お年寄りだけでも…と思いました(そのときは平日で通勤からの帰りなどの若い方ばかりで、大丈夫と判断された?)。

 テレビ画面で頭をさげるJR東幹部。

 

 長い時間がかかったけれど、乗務員さんたちの必死な奮闘、努力で電車は走れるようになった。

 

 それを知り、ツレはただ「よかった、よかった…」と言い、こっちに同感の相槌を求めてきた。

もちろん、私もほんとうによかったと思い、相槌をうったが、…

「それにしてもJRは、この前の西。新幹線の台車亀裂といい…」。(関係はあるにしても)飛躍したことを言いだした。

 それに対し、呆れたように彼女は返した。

「やっと動きだしてよかったのに…そうくる(言う)かな…」

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② 大雪の被害は毎年くり返されている。

 こんどは福井など北陸地方が酷いことになっていた。

若いときの一時期、住んでいたこともあってかとても身近に感じられました。

 被害のようすはさまざまだった。

 住民のみなさんだけでなく支援の自衛隊の人たちも、人海戦術しか打つ手はないとばかりにスコップを握り、大勢の人たちが汗だくになっておられた。

 生活に不便が生じたというだけでなく、積雪で隠れた溝にはまり、あるいは屋根の雪かきで落ち、あるいは不休不眠の除雪車運転で死ぬ人がでている。

 

 そういう状況に、いつも思う。

 この技術大国日本で、なんで発熱して雪をとかす、誰でもが手軽につかえるような、簡便な融雪装置・機械が作られないのだろう?

いまだに除雪車がはいれないところではスコップでかき、スコップで(屋根から)おろさなければならない。

 雪は水だ。とかせば水になり、流れる。

かいたり、おろせば(あたたかくならないかぎり)わきに壁のようにたまるだけ(こっちの雪があっちに移動するだけだ。トラックで遠くの空き地に運ばぬかぎりは移動距離なんて1㍍そこそこ)。

 

豪雪はめったにない。あっても日本海側だけ…。

カネを使って開発しても、経済的にワリに合わない、「費用対効果」がない、もうからないということなのでしょうか。

 

                  ちりとてちん

 

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