カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2019.8.4 「山中暦日無し」続きの続き

         カメキチの目

 

 

 テレビで、たて続けに中国をみた。

 

(NHKBS番組名『天空のゆりかご 中国・大秘境に生きる』。

ほかに《番組名は略》「万里の長城」、「大運河」、シルクロード」の4本)

 

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 中国の人々は、万里の長城」を築き、「大運河」

造るなど、信じられないような大自然改造を

はかり、東西の文明をシルクロード」を通じて

結んだ。

 中国ならではの壮大な話。 

(ちなみに《こっちは現代の中国の権力が造りだしたものですが》私の敬愛する

読者RECOCAさんが、「三峡ダム」という超巨大水利施設が瀕死状態にある

ことを伝えておられます)          ↓

recoca1940.hatenablog.com

 

 変わって、『天空のゆりかご…』。

 こっちは趣がまるで違った番組だ。

 中国奥地の秘境。北京や上海からは忘れられた

ような小さな村の話。

 ショウさんという(いまだに中国の貧しい村では多くの男の人が

身に着けている人民帽をかむり、人民服をつけた)初老のオジサンが、

貧乏な生活にかかわらず私財を投じ、目が眩みそうな

深い渓谷の両端をロープを架け、「天空のゆりかご」

呼ばれる(リフト)で村人たちを運ぶ。 

 

 二つの話は違っても、共通していることが

あると思った。

 気の遠くなるほど広大な中国であればこそ、

生まれた出来事。

 

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「山中歴日無し」は、

そんな中国の自然風土と人びとの歴史のなかでこそ

生まれた言葉だと思う。

 

「勤勉」「精励」 「精進」はたいせつなことだけど、

ときには「さんちゅう れきじつなし」と呟いてみる

のもいいかもしれない。 

 

【オマケ】

3年まえの5月、禅語「安眠高臥(あんみんこうが)、青山(せいざん)に対す」

というのを書きましたが、イメージが似ているので思いだしました。

 

              

 

                               ちりとてちん

 

 

 

 

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