カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2014.10.2 やり切れない現実)

 

  ♭ おたずねくださり、ありがとうございます 

  

 (ブログパーツUL5人目の方)

                       

 

 なんということだろう…

 最悪の幕引きとなった。

 6歳のカサをさしたかわいい女の子はかえってこなかった。

 

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 私は霊魂の存在をかたく信じているわけじゃないけれど、ないともいえないと思っている。

 だが、こういう残忍な事件を見聞きすると、あってほしいと強く願う。

 そして、犯人が死んでも死者はけっして生き返らないが、犯人を呪い殺してほしい(すべき)と強く願う

 やり切れない悲しみ・理不尽さを乗りこえ、というかうまく受けとめられるようになるためフィクション、小説というものがあるのだろうか。古今東西、奇想天外な物語、お化け話、オソロシがあり、『番町皿屋敷』のお菊サンがいるのか。

(圧倒的に弱い者が、強い者と対等にやり合おうとすれば、これしかない。想像(創造)力しかない)

  いまも、なまなましく犯人が6歳の女の子を殺していく場面、その後のことを想像して私はブルブル震えている。 

(人間は、畜生いかになれるのだ)

 

 話が変わるが16.8㌫。

 なんかというと、「子どもの貧困率」である。

 先日、ぐうぜんテレビで聞き、おどろいた。貧困率が高いと聞いてはいたが、育ち盛りの少年・少女が腹をすかせ、必要な栄養が不足していることを具体的に知り、おどろいた。

 道ばたの雑草を食わざるをえなかった戦後の社会じゃあるまいに(そのときはまわりのみんなも同じだったのでたいして意識しなかった)。が、いまは違う。

 番組でも言っていたが、生き物として、特に成長の真っただ中にきちんと食べられないことが将来にどんな禍根を残すか、それにいまの日本で、「なんで自分だけ食えない…」という惨めな思いは、ひきこもりなどさまざまなしわ寄せを引き起こしているらしい。

 

 アベノミクス東京オリンピック、リニアどころじゃ絶対ないゼ!

 なんで世の中。こんなリクツが通らんかなあー?

 

 遺体というものは、すでに死んでいるから脳波はとれないし、心臓も動いていない。でも、人は生きているかのように扱い、接する。それが人間というものであろう、と私は思う。

 犯人はなんで女の子をムチャクチャにした? 絶対、オマエを許せない。

 だが、彼もこの国の犠牲者だとは思う。

 

                               ちりとてちん

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