カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

カメキチの目(2016.2.13 運命と天命)

 

                                                  カメキチの目

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  ふっと頭に浮かんだこと気になったことを、つらつらと思い、考えてみることがある(隠居身分の“特権”。働いている方、忙しい方。ゴメンなさい)。

「運命」と「天命」

 

 自分の障害のもとになった突然のできごとは、入院中をのぞけば(それまで)ほとんど考えたことはなかった。

 いまでこそ、ガンはふつうの病気となったが、胃ガンと同時に突然の事故が重なった。

 その入院中、これは「運命」だと考えた。

 事故も病気もなにも悪いことした心あたりはなかったのでバチが当たったとは思わなかった(バチが当たるほどの悪事を思い出すことはできませんでした)。当時の状況をなんども思い起こしたが、他の人やモノゴトのせいにはできず、自業自得。自分の注意不足と思うほかなかった。

 ところで、注意不足や自業自得はなくせる。変えられる。より慎重に、注意深くふるまえばいいのだ。

 でも、どれほど気をつけても、これで100%安心ということはありえない。自助努力には限界がある。

「まっ、ここまでやったからいいだろ」。どこかでそれに折りあいをつける。ほどほどで、ケリをつけるしかない。

 あとは「天命」にまかせる(そうせざるをえない)。

 ガツガツよく食べていた。胃がどうのこうのとは一度もなかった。

 言っちゃなんだが、同僚も認めるほどまじめに仕事はしていた。

                

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 当時、いつもそうであるようにヒョイヒョイ木にのぼり、剪定作業をやっていた。「落ちる」などとは頭の隅をかすめることもなかった(多少とも安全を自覚しておれば、ヘルメットをかむっていただろう)。

 

 胃ガンは別でも、事故のほうは運命といわざるをえない。“天命”ということはできない。

あ~あ、天命といいたかった)

 

                   ちりとてちん

 

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