カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2020.10.9 自殺

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少し前、若い俳優さんが3人も自殺、他界された。

(ご冥福をお祈りします)

 

みんな有名な方らしく、私のように芸能界に疎い者でも、あの人たちが出演されて

いたテレビドラマはみたことがある。

何が原因なのかはよくわからないようだが、何であれ、自分で死を選ぶとは

よくよくの事情があったのだろう。

 

有名無名にかかわらず、また自殺・他殺、事故にかかわらず、若い人の死を聞くと

ほんとうに痛ましく感じる。

(「人生の重み」に長いも短いもない、老いも若いもないとはわかってはいても)

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自分が年よりになるまでは、若い人の死を同情したり可哀そうとは思っても、

「痛ましい」という感覚まではなかった気がする。

それまでは家族のことを含め自分の生活と仕事に追われ、若い人の死を聞いても

感情を乱すのはそのことを聞いた一時のことだった。

 

「しょせん、他人ごと」(老いて「他人ごと」が「自分のこと」になったわけ

ではない)

たとえ悩み苦しみがわかっても、他人の苦悩を代わって背負うわけにはいかない。

他人は他人、自分は自分。冷厳な事実。 

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生まれてから10代となり、20代、30代、40代、50代、60代…過ごし生きてきて

いま痛切に感じている。

死ぬことなくここまで生きてこられたのは奇跡だと。

 

生まれてから10代となり、20代、30代、40代、50代、60代…過ごし生きてきて

いま痛切に感じている。

自ら欲しなくても(自殺しなくても)死は向こうからいくらでもやってくることを

 

(私には、可愛いさかりの小学生兄弟を残して病死した義妹、二人の子を残し車に

はねられ死んだ従妹、幼いときの病気で重い障害を負い二十歳過ぎで亡くなった

従妹、難病中の難病で死んだ叔父、そして自殺した叔父と伯母がいる)

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死にたいとまではいかなくても、憂鬱な気もちになったとき、そのとき、

心にピピピ…と響いてくるもの、感じるものとの出あいがあると救われる。

 

(ずっと前に書いたことあるけれど、私は)若いころ、ひどく落ち込んでいたとき

ボゥーっとみていた『天才バカボン』、赤塚漫画の単純な絵(野原だった)に強く

惹きつけられたことがあった。 

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何でもいい。そういうものがあったらあの人たちは死を選ぶことがなかったと

信じる。

 

 

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                            ちりとてちん

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