②これからの結婚 (私がとても強く感じたことが本の最後にありました。初めにそれを紹介します) 「〈欧米とは異なる結婚不要社会〉 欧米は、幸せに生きるためには親密なパートナーが必要な社会です。… それに対して日本は、…何とか幸せに生きられる社会にな…
先の記事で前置きのようなものを書いたが 『結婚不要社会』 山田昌弘・著 というのを読んだ。 結婚は昔とは違い、ライフスタイルが多様化した現代は 「結婚不要社会」になってきたという。 (「不要」ともいえるが、実際は「困難」?) 結婚は主観的には個人…
結婚。 いまは恋愛にしろ見合いにしろ、出会いを求めての積極的な行動「婚活」にしろ、 いいなぁと思う異性と出あい、お互いがいつも一緒にいたいと望めば結婚できる。 しかし、古い時代は家同士の関係、結びつきだったので、当人たちの思いより 家が優先し…
前の記事に「戦争」、「政治」で思うことを書いた。 今日はそのとき書けなかったこと、すぐ後に知ったことの二つ。 ーーーーーーーーーー ■ 一つ目 書いているときちょうど、お馴染みのインタビュー(「街の人たちの声」)を交えて 「日経平均株価初の4万円…
一つ目、戦争のこと 一刻も早く戦争が(「停戦」という形でいいから)止むようにと祈るしかない、 のだろうか? (それとも、「地球温暖化」はじわじわとだからいつのことになるか分からないので、 「宇宙人大戦争」勃発による人類破滅を祈ろうか…) 戦争は…
今日は最後、 ⑦、⑧、⑨です。 ⑦ 「人生には大きなドラマや事件が起こるような重大な変化のタイミングがあるんだけど、 その時と時の間、つまり波と波の間みたいな、何も起こらない時間もじつはけっこうあって。… こうして波間で誰かと一緒に見る月も、いいも…
前回の続き、 今日は④、⑤、⑥です。 ④ 「わたしとっての人生はやっぱり、長い一本の紐じゃなく、短い紐の束になったままだった… だからこそ地面から少し浮いているほうが心が楽だった。… わたしからすると、周りの多くの人は、いつか死ぬことを知らずに日々を…
あまり小説を読まないが、愛読ブログの方の読書感想記事に惹かれて 『彼女が言わなかったすべてのこと』(桜庭一樹)を読んだ。 乳がんの若い女性、「彼女」が物語の主人公。 病気とは切り離せないが、主題は闘病物語ではないので悲しい話ではなかった。 が…
『「助けて」が言えない-SOSを出せない人に支援者は何ができるか』 松本俊彦・編 という本を読んだ。 (私は30前から60で辞めるまで働いていたのが小さな子が多い児童養護施設だった。 テレビの刑事やサスペンスものに出てくるようなドラマチックな話はなか…
最後は、在日朝鮮人の作家、高 史明さんです。 高さんは親鸞に詳しい、釈さんは浄土真宗の僧侶、お二人の対談は熱っぽかった。 話題はいろいろあったけど、「二項対立」の非ということ、 人間は「仮」「偽」の世界を生きているという二つのことだけ書きます…
久坂部羊さんは、医者兼作家です。 (若いころは国際医療活動に参加、ニューギニアに行っておられたことも。 長い間、認知症高齢者に関わり、それをもとに医療、いのち、人生を考えさせる本も書かれている) ーーーーーーーーーー 「・問題行動は無意識の「…
山極寿一さんは人類学、生物学の学者です。 (サルやチンパンジー、ゴリラなどヒトの仲間の生態を自然、フィールドの中で観察・調査し、 それに基づく比較などの研究を通じてヒト、「人間」の特性を明らかにされる) ーーーーーーーーーー 「・人間は大勢で…
今日は熊谷晋一郎さん(脳性まひの障害者で職業は大学の先生)です。 (この対談もすごく考えるところがありました。 力量不足でうまくまとめて書けないことをお許しください) ーーーーーーーーーー 「知」と「信」 ① (ご自分が障害者であることに対して)…
今日は釈さんの話です。 ③ 釈:(現在の科学技術の発展は) いくらでも(欲望満足のための)代替手段(そのうち科学技術の発展により実現できる)がある ように思わされてしまう。 そのために、現実には諦めて受け入れるしかないことも、諦め切れなくなって…
坊さんの釈撤宗さんという方が各界の有名な人との対談される本を読んだ。 (釈さんは昔、NHKの「シブ5時」の人生相談コーナーに出ておられ、その人柄に惹かれた) 『住職さんは聞き上手』 心に深く響いた話だけを書きます。 今日はアスリートの為末大さんと…
ちりとてちん 今日の俳句 大寒の 埃の如く 人死ぬる 高浜虚子
ちりとてちん 今日の俳句 生きることは 一と筋がよし 寒椿 五所平之助
不意に思い立ち、いつか病に伏したときに懐かしもうと思い写真を整理している。 (病気で寝たらそれどころではないだろうが、整理作業に没頭していて、新たに気づいたり、改めて 思うという「副産物」があった。 もちろん、「整理」するほど多くなったのはデ…
『ものの見方が変わる…』寓話もこれで終わりです。 最後の話の中身は「科学技術の進歩と人間」。 (12.8の『猿猴捉月』で著者は山本夏彦の、月は「行くもの」ではなく「見るもの」という言葉を 紹介されていた。 私は「人生でほんとうに大切なものは何か?」…
おなじみの「キツネとブドウ」というイソップ童話です。 空腹のキツネがブドウ畑にやってきた。 ブドウはたわわに実っており、見るからに美味そうだ。 さっそく取ろうとするけれど、実がなっているブドウ棚は高く、口も手も届かない。 取ろうと何度も挑戦、…
今日の話は「百万分の一の命」といいます。 暇さえあればせっせと、海辺に打ちあげられたまだ生きているヒトデを海に戻している人がいた。 それを見た人が「すべてのヒトデを救えないのだから、その行為は無意味である、 一匹のヒトデだけを救うのは不公平で…
(元日夕方、能登に大きな地震が起きてしまった。 「地震、大雨などの災害がおきませんように」と記事に書いた時は、まだ地震は起きていなかった。 祈りは神仏、天に踏みにじられた。 人間の力ではどうしようもない《個人の》運不運、大自然《地震などの自然…
2024年 明けましておめでとうございます。 戦争がなくなりますように。 地震、大雨などの災害が起きませんように。 ーーーーーーーーーー 「群盲象を撫でる」の記事から始めた戸田智弘・著 今年は、『ものの見方が変わる座右の寓話』の続きから出発します。 …
今年最後の更新となった今日は「ぶどう畑の雇われ人」という話です。 ごく簡単に言うと → ぶどう畑の主人に雇われた人たちのうち、一日中働いた人と、 その日の途中に雇われたので、その途中から一日の終わりまでしか働かなかった人の日当が同じ だったので…
もう少しで2023年も終わる。 きょ年は、クリスマス前に急な引っ越しをした。 今年は、春にツレが突然、脳梗塞を発症した。 思えば、私たちの人生にとって、私が障害を負った2006年とともに 大きな区切りとなった。 (それらのことは今年の1.3、4.22・25・28…
今日は「大きな岩と小さな岩」という話。 (グーグル画像より) 最初に、この寓話の教訓をいいます。 「まず、大切なことに時間を使う」 話のおおすじは次のとおり ↓ 先生が子どもたちに、ある課題を与えた。 一つの壺に、さまざまな岩(いっしょに置いてあ…
今日は「目をなくしたカバ」という話です。 話のおおすじ ↓ カバが川を渡っているとき、片方の目をなくした。エライこっちゃと必死で探した。 見つからないと永遠に片目になってしまう。 カバの慌てぶり、必死の行動を見ていた仲間の動物たちは心配して「少…
今日は「コスタリカの漁師とアメリカ人旅行者」という寓話。 (これと同じ話はほかにもあります。 《話にまったく無関係というわけではないと思われますが》コスタリカといえば、 《ネット検索でもすぐ出ます》とても平和を愛する国で、軍隊を持たない国家で…
「双子の運命」という単純な寓話です。 一卵性双生児でも、生まれてからは別々の人生を歩んでいく。 たとえ、「運命」(客観的に起きる出来事、出会い、つまり「環境的要因」)が同じように 訪れても、二人の心や精神のあり様は違うので、感じ方や思い方、認…
今日は「猿と井戸の月」という寓話です。 (話と、それを四字熟語にした諺がネットの「goo辞書」にあるので引用します。 ↓ えんこうそくげつ【猿猴捉月】 欲をおこして前後をわきまえず、無謀な行動をとって大失敗すること。 身のほど知らずが、その結果身を…