カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2016-01-01から1年間の記事一覧

2016.5.31 パリコレ歩き

カメキチの目 窓の外の山を見て、 ツレが言った。「ああ、緑が美しい!なんときれいなんだろう」 彼女はたった今、イギリスからご帰還だ(もちろん、小説から)。かの地には、ピーター・ラビッドが住んでいるそうだ。えっ、ピーター・ラビッド。なんじゃそり…

2016.5.21 反省

カメキチの目 5月〇日 考えた。 「生きる」ということは「生活する」こと。 考えるまでもなくあたり前のことである。 だが、 その「あたり前」が時に(自分の問題として)、突然やって来ることがある。 思えば、 「あたり前」「当然」と信じ込み、意識するこ…

2016.5.17 アート祭り(後)

カメキチの目 もうひとつ強く感じたことがあった。 そのアートは作品ではない。 いや、自然の作品。ありのままの「作品」というべきか。 それは「一本の樹木」。 アート祭りは、山の上の平地で行われた。そこはいちおうは街。 「いちおう」と言ったのは、芸…

2016.5.14 アート祭り(前)

カメキチの目 「アート」とは、ネットで検索すると「アート引っ越しセンター」がいちばんに出てきたが、あとの「ウィキペディア」で調べると、原義は「間接的に社会に 影響を与えるもの」とあった。 私は長く古くさい中学校英語の影響下にあったので、単純に…

2016.5.11 花々

カメキチの目 そうだ! きょうは、人間のいや「私の」と言わねばなりません、社会のイヤな面はしばし忘れ、花の世界を散策しよう。 美を堪能しよう。 そして、ちょっと、自分の汚れた心をきれいにしたい。 こんなことで浄化されるほど私の汚れ、穢れはヤワで…

2016.5.8 薬

安眠するためには薬が欠かせないことがある。 きょうは「薬」です。 私の信仰する仏教に薬師観音というのがおられる。 「薬」という字がつくが、「健康」「医」の仏さまだ。 そこまで薬というものは人間に深いつながりがある。 私自身は平衡障害に効く薬はな…

2016.5.5 安眠高臥…

カメキチの目 窓から新緑が目に映え、気分はそう快! のはずなのだが、自分のことを思うと憂鬱になってきた。 すると、ずっと前に没頭した禅語の本に「青山」という言葉があったのを思い出して、想った。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー…

2016.4.28 旅③

カメキチの目 「旅」をキーワードにネット検索すると、旅行会社のツァー企画が初めのほうに出て、そのうち「言葉バンク」というサイトに「日々旅にして旅を栖(すみか)とす」〈奥の細道〉と出た。 「日々」は旅なのだ。「月日」は流れだから、一瞬たりとも似…

2016.4.25 旅②

カメキチの目 人生も旅。 それは時間の旅。 芭蕉も北陸・みちのくに行ったし、やっぱり旅といえばどこか(できれば)まだ見知らぬ土地に行ってみたい。 ♪ 知ーらない街(まーち)へ 行ってみたーい どーこか 遠くへ行きたい … 人生の旅に、見知らぬ場所・土…

2016.4.22 旅①

カメキチの目 今までもなんどか書きましたが 旅が好きである。 私は「月日」ではないけれど、月日、つまり時間の流れを「百代の過客」と言った芭蕉の感性には驚くほかない。 『方丈記』を読むことを退職時の課題にしながらも、3年たっても果たしていないくせ…

2016.4.18 これからもよろしくお願いします

カメキチの目 ふたたび、自分にとってのブログのことを書こう。 いや、「ふたたび」ではない。前に触れたことあるから、みたびです。 隠居老人の日常、行動はだいたい決まっている。 変化に乏しく、おもしろ味も少ない。 ところが、しばらく前から小さな変化…

2016.4.15 日日是好日

カメキチの目 じつは、これを夕べ更新するつもりでした。 ところが、21時半前に少し揺れを感じたと思って、テレビをかけたらビックリ仰天。なんと、熊本に大地震。 熊本は二人しかいない親友のうちひとりが住んでいます。そのときは携帯電話がつながらず心配…

2016.4.8 その日は二つ…

カメキチの目 先日、(桜には早かったが)植物園に行った。 孫たちの面倒見が「仕事」だった。 広場でかつてに遊ばせ、こっちはベンチに座って見守っていればそれでいいと目算していた。 …が、はずれた。 着いたころから天気があやしくなってきた。にわか雨…

2016.4.5 コトは保育園だけではないよ

カメキチの目 にわかに保育のことがクローズアップされてきた。 政治の表舞台でまじめに取り上げられた。 これほど「ホイク」が注目されたことがあろうか。 背景には選挙のことがあり、人気をとらなければ、という政権の魂胆があるのだろうけれど、予定され…

2016.3.4.1 山桜とイチロー・松井・清水…

カメキチの目 ウチのガラス窓越し、二、三百メートル先に山がみえる。山脈の一角だ。 まだくすんだ緑の中に、ポツンとうっすら。白に近いピンクが急にきのうから目立ち始めた。 山(無数の木立)の緑みどりの中に、ほんの数えるほどの一本桜がある。 じつは…

2016.3.28 走る

カメキチの目 生まれてから、いっぱい走った。 今は走れなくなったけれど、走れない身体になるまでは、たくさん走った。 比喩じゃなく、足を動かし「走る」。ランです。 運動会でも、仕事中いそぐことがあって駆けたり、ちょっと腹の出っ張りが気になって意…

2016.3.26 一庶民の声②

カメキチの目 『わるいやつら』という本を読んだ。 私もけっこうわるいやつかもしれないけど、この本に書かれているやつには負ける。 ひと昔まえのサラ金、ヤミ金… たえず新手をあみだすオレオレ詐欺… いわゆる貧困ビジネスなどなど… 数えればキリがありませ…

2016.3.23 一庶民の声①

カメキチの目 ニュースは世間・社会への窓口だ。 ところが昨今は、知ってゆう鬱になってしまうものが多い。 ストレスとなる。 ストレスというと職場が定番ですが、世間・社会そのものもストレスをつくります(といえば「生きる」こと自体もストレスとなりそ…

2016・3.19 43年ぶり

カメキチの目 あれから43年。 よくもった。 いや、まだ「熟年離婚」というのもあるから、油断してはいけない。 私は年齢的には「熟年」ではありますが、「じゅくした」という感じはしていません。まだまだまだ人間として「未成熟」なので、気を引きしめなけ…

2016.3.15 IT、デジタルの時代③

カメキチの目 そのうちIT、デジタル全盛時代となった。 コンピュータ機器を使わねば、仕事がやりにくくなった。 「にくい」という生やさしいものではない。仕事そのものがやれなくなった、というほうが当たっている。 世はさま変わりした。 なかにはこんな時…

カメキチの目(2016.3.12 IT、デジタルの時代②)

カメキチの目 はじめての出あいはワープロだった。 仕事である。 ワープロを前に、 「タイプライターというものはもうなくなったのか…」 「これまでどおり手で書けばたりるのに…」 と思った。 「面倒くさいことよ」 まず、操作のし方を覚えなければならない…

カメキチの目(2016.3.9 IT、デジタルの時代①)

カメキチの目 ある日、ふと思った。 「ほかでもない。この日本、この時代に生きているんだな…」 現代日本はIT、デジタルの時代だ。 テレビにはよくパソコンがでてくるし、電車に乗れば、5人ちゅう3.5人はスマホ・ケータイ。そのうち2人はイヤホンを耳にされ…

カメキチの目(2016.3.2 ネコの「笑顔」)

カメキチの目 『世界ネコ歩き-ミニ』(NHKBS)という番組をときどきみる。 番組は世界あちこちのネコを徹底的にみせてくれる。 ネコも犬も万国おなじなのでした。人類みたいに肌色など外見の違いがあるのかとも思ったのですが… この前は、ネコが寝ているとき…

カメキチの目(2016.2.27 介護民俗学)

カメキチの目 前に“刺激”のことを書いた。 「ニュース」、そして「ブログ」と書いた。 正確には、テレビと読書、それに旅も加わる。それらの刺激がブログのネタにもなっている。 働いていたときは、図書館を利用することはなかった。 いまは、「座右の書」(…

カメキチの目(2016.2.25 喫茶去③)

カメキチの目 さきの本で著者は、生命(いのち)を“流れ”とみることのたいせつさを説いている。 玄侑さんは博学で、生命学者の福岡伸一さんの「動的平衡」という生命の概念・考えを紹介し、仏教と科学の共通点も説いています。 『色即是空 空即是色』という…

カメキチの目(2016.2.20 喫茶去②)

カメキチの目 「喫茶去」をもっと考えてみた。 仏教といってもさまざま。 だが、どの宗派もきちんとした教義をもっている。 仏教以外に世界各地の多くの人びとが信仰しているキリスト教やイスラム教があり、それらもさまざまな宗派があります。 キリスト教は…

カメキチの目(2016.2.17 死)

カメキチの目 義妹のダンナさんが亡くなった。 早かれ遅かれ、こんな日がくるのかなとは思っていたが、一方では、確率は少なくてもよくなると信じていた。 毎日、マイ仏壇の観音さんにお参りしていた。 祈り・願いはかなうとすなおに信じるほど、私の心は無…

カメキチの目(2016.2.13 運命と天命)

カメキチの目 ふっと頭に浮かんだこと気になったことを、つらつらと思い、考えてみることがある(隠居身分の“特権”。働いている方、忙しい方。ゴメンなさい)。 「運命」と「天命」 自分の障害のもとになった突然のできごとは、入院中をのぞけば(それまで)…

カメキチの目(2016.2.10 晩酌)

カメキチの目 寝る前に晩酌をしている。 それはいいが、嚥下障害もあるので、よくむせる。 むせてもやめるつもりはない。 ともかく、ゴクンゴクンは禁物。チビチビでいく。 (さかづき一杯なので、そうしないとすぐになくなります) ゆっくり、酒を堪能し、…

カメキチの目(2016.2.6 ある日のつぶやき)

カメキチの目 「隠居」すると、じっさいの世間が遠のき、刺激がきわめて少なくなる。 いま、「刺激」といったけれど、なにもそれが欲しいとか、不足気味だといっているのではない。 刺激がないというのは、波風が立たないということで、穏やかさ・平和を好む…

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