カメキチの目

2006年7月10日が運命の分かれ道、障害者に、同時に胃ガンで胃全摘出、なおかつしぶとく生きています

2016.12.27 16年が終わる

                                                  カメキチの目

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スマートフォン

 ますます進化・発展し、どんどんできることが増えてゆく。

 情報・コミュニケーション・「ポケモンゴー」などゲーム・遊びのツールだけでなく、外にいても、家の電気製品を操作でき天気予報を知り自分がどこの「外」にいるかという位置・場所もわかったり、進化しつづけ、まさに生活必需品となろうとしている。

 買い物の決済もできるようになった。おカネ・クレジットなどのカードの役割もする。

この前テレビニュース。 日本ではどこかのローソンで初めて試したと伝えていましたが、すでにアメリカではアマゾン本社のストアで自由に商品を選び取り(買物をし)、自分のスマホでピピッと(買物のときレジの人がバーコードを機械に読み取らすように)やるだけでいいようです。レジでおカネ払わなくともいい(要するにレジなし)。

そのうち、スマホは携帯万能ツールとして、未来人は必携しなくては生きていけなくなるのでしょうか。持ち忘れたらいけないので服に組み込まれるかもしれないですね。

 

〈自動運転〉

 移動や運搬。未来に向けて花ざかり。

 考えれば、あるところから別なところへ動く、あるモノを運ぶというのは人間だけではなく、動物の基本である。自分では動かない植物で、オスとメスがある有性生殖の高等植物は、風や昆虫の助け(動き)を借りて受粉する。

(これもアメリカの話)物流の大型トラックも自動運転。人が注意をはらって運転しなくても、ちゃんとAI(人工知能)がやってくれる。

 人は、その先の作業だけすればいいらしい。

聞くところによると、ドローンという飛ぶロボット(機械+AI=立派なロボット)が、いずれ宅配もやるようになるらしいです。たぶん、そのときは口もきき、「ココニ ハンコヲ オシテクダサイ」としゃべるのでしょう。

 

〈プレシジョン・メディシン〉

こんな言葉。知っておられますか。私は先日『NHKスペシャル』番組で知りました(こちらの話もほとんどアメリカ中心)。 

 手術や他の療法とともにガンの治療に重要な投薬。

 これまでのように、ガンになった臓器、部位別に決まった治療薬を投与するのではなく、患者さん各個人ごとに異なっている遺伝子(いまの場合、ガン遺伝子)を検査で明らかにし、そのガン細胞にだけ効く薬(つまり、その悪さをする細胞だけを標的にし、退治する。ただ、検査を含めすごくおカネがかかるみたいです。検査の結果で有効な薬があるとわかっても、あまりに高価でみすみす治療をあきらめざるを得ない、という悔しい思いをすることになるかも…)を投与するというわけである。そうすれば、健康な細胞を傷つけることはない。

 不幸にしてご自分のガン遺伝子に合う(効く)既成の薬がなければ新薬の開発まで待たなければならないことになるが、どんどん医学・治療の技術は発展していて、時間の問題。

 

 そのほか、生きてゆくなかで、生活のさまざまなところで科学・技術の進歩発展が、活かされているようだ。

 それは結構、ケッコウ、コケコッコー

 

 夢のような未来社会の到来。

AI、ロボット、バイオ、遺伝子…

日ごろ、未来のスターたちにケチばかりつけているヘンクツ者ですが、私も「快適・便利な生活」、「自由」は大好き。

ただ、誰もが平等に(ちょっとくらいは差があっても)その恩恵にあずかれればいいと望むだけ。

ただ、これが私たちのほんとに望むものなのか?ときどき立ち止まり考えてみたいだけ。

 

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 一方で

 

地球温暖化

 

テロリズム

テロとは「特定の政治目的を達成するため、暴力やそのほかの威嚇を通じて恐怖状態をつくり出すことによる、暴力改革主義、恐怖政治を意味する」:ウィキペディアによる

 この2年に、大きなものだけで、フランス(15年1月7日シャルリ-・エブド襲撃事件、15年11月13日パリ同時多発事件、16年7月14日ニーストラックテロ事件)トルコ(15年10月10日アンカラ爆破テロ事件、16年6月28日イスタンブール空港攻撃)ベルギー(16年3月22日ブリュッセル連続テロ事件)…

 つい、この前は同じ日に、またまたトルコで大きな爆弾テロ、同じくトルコのロシア大使館では大使が「アレッポを忘れるな!」と叫ぶ警察官により暗殺され、ドイツ・ベルリンではトラックテロ

 

ポピュリズム

ポピュリズムとは「一般大衆の利益や権利、願望、不安や恐れを利用して、大衆の支持のもとに既存のエリート主義である体制側や知識人などと対決しようとする政治思想、または政治姿勢のことである」:ウィキペディアによる

 トランプのような男が大統領。

 あっちこっちに、どこそこトランプが生まれようとしている。

日本には、もっともっと先に生れていた(先《こっちは未来》をみている。彼はまだ若いのでその分よけいに私は心配)。選挙のときのあの身振り。自信たっぷりな表情はトランプそっくり。

 

 日本は

・まだ(いまのところ)テロは起きていない。

アメリカの一州になり下がっているので、自分で捜査もできず(「日米安保条約」のもとには「日米地位協定」があり、ここで決められている)、墜落(機体がバラバラ散乱しても「不時着陸」は「不時着陸」というのだと、初めて知りました)しても米軍が「安全」といえば「安全」。6日目にして飛行再開。

 こんな日本に北方領土返還をいくら求めてもプーチンがYESと言うわけない。

福島原発の後始末、廃炉に向けての費用がまた膨大になった。

東京電力福島第1原発事故の賠償や廃炉などにかかる費用が総額20兆円超に上り、従来の政府想定のほぼ2倍に膨らむと経済産業省が試算していることが27日、分かった。政府は拡大する費用の一部を東電を含めた大手電力と新電力(電力自由化で新規参入した業者)の電気料金に上乗せする方針で、国民負担の増大は必至だ」11月27日毎日新聞より

 20兆円。

 おカネの感覚が狂ってきそう…

 

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 スマホもAIもロボットも自動運転もプレシジョン・メディシン…もいいのだけど、どこかで「打ちどめ」し(人間の「身のほど」「サイズ」。「限界」というものをそろそろ知らなければならないのではないか)、これからはその恩恵の普及をはかり、だれもがその科学・技術の成果にあずかれるようにしなければならないのじゃないか。

 そうすれば、

 監視カメラも、顔認証も大きく減らせる。

 いちばん安全な学校・園の門もオープンにできる。

 わが子に「知らない人について行ってはいけないよ」と教えなくてもよい。

 首からぶら下げた名札。ネコの鈴みたいなアレもあまり必要でなくなる。

 地球温暖化による異常気象の自然災害が少しは減り、戦争・テロなどの社会災害は大幅に減るのではないだろうか。

 そんな世の中がきてほしい。

 

何気なくテレビ画面に見入っていたら、アメリカの新しい迷所(いや、「名所」でした)になった感のある「トランプタワー」(物々しい警備で、銃を手にした警官が何名もいた)のそばの歩道で、歳とったオジサンが反トランプのスローガンが書かれたプラカードを持っていました。

「私は穏やかに『トランプ』なんか認めない、と言いたいだけですよ」                                                                                                                                                       f:id:kame710:20161222160604g:plain

エライなぁーと思った。

見習わなければならないなぁーと思った。

 

                   ちりとてちん

 

 

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